オリビア・ニュートン・ジョンさんが死去

私が初めてオリビア・ニュートン・ジョンさん（以下、オリビアさん）の曲を
聴いたのは1975年の「そよ風の誘惑」で、中学生の時でした。
「そよ風の誘惑」は日本語でもカバーされていますね。





アルバム「水の中の妖精」を友人が買って、それを借りてカセットに録音して
聴いたりしていましたが、自分でシングルを買ったのは「カントリーロード」

TBS系列の朝のテレビ番組で「おはよう720」という番組があって、その中の
一つのコーナーで「ビューティフルサンデー」がヒットした後、その次の曲に
採用されたのが、ジョン・デンバーの作品のカバー曲「カントリーロード」で
テレビで採用されたのは田中星児バージョンだったと思いますが、同じ時期に
オリビアさんのバージョンも発売されて買いました。

元々は1974年に発売されたアルバムに収録されていましたが、多分テレビの
関係で日本でシングルになったのが1976年でした。
作品としてはジョン・デンバーが歌っているのが一番好きです。

日本にも何回か来ていましたが、壱岐でのイルカ追い込み漁の映像を見た際に
イルカをあんなに残酷に殺す国ではコンサートは出来ないということで、来日
が中止になり右翼（今で言うならネトウヨですね、真正な右派はそんなことで
騒がないですよ）が過剰に反応したりしていましたが、遊びで殺しているわけ
ではないことを理解したということで、コンサートのために来日しました。

日本でオリビアさんの人気が上昇してきた頃に、1970年に初主演した映画の
「トゥモロー」が公開されて、名古屋まで観に行きましたが、面白くなかった
という記憶はありますが、内容は全く覚えていません。

歌手として多くのヒット曲を出した後「サタデーナイトフィーバー」で人気者
になったジョン・トラボルタと共演した「グリース」は、映画本体も挿入歌も
大ヒットして、「ザナドゥ」にも主演して、映画はコケましたが、歌はヒット
して映画の女優として、歌手として成功しました。





1980年代前半は「ザナドゥ」の流れを汲んだディスコミュージックが流行った
頃で、同じく大流行したフィットネスの衣装として、猫も杓子も的に愛用者が
いたレオタード姿で、エアロビクスダンスを披露した「フィジカル」が、多分
オリビアさんの最大のヒット曲なんじゃないのかな。



歌手としては、この頃がピークだったように思いますが、乳がんを患ってから
がん治療の研究施設を設立して、乳がんの検査器具の開発にも参加して乳がん
の撲滅に向けて、啓発活動と金銭面で多大な貢献をしてきました。



乳がんを発表したのが1994年ですから、癌の宣告を受けても諦めてはいけない
ということを自らの活動で示してきたとも言えそうです。
10年前には鬱病も告白していますので、辛い治療もあったかと思います。
長い闘病生活で本当にお疲れだったことでしょう。安らかにお休みください。

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