SSブログ

「サスペリア」【1977年・イタリア映画】U-NEXT 見放題 [シネマクラブ]

2019年、ルカ・グァダニーノ監督のリメイク作品が上映されて、旧作の怖さ
が再認識されたイタリア映画「サスペリア」。
その後、故・ジョージ・A・ロメロ監督と「ゾンビ」を共同監督してホラーの
巨匠となったダリオ・アルジェント監督の作品です。

「サスペリア」とは、イタリア語で「予感」という意味で、映画の中で感じる
予感が、怖さを増幅させていく内容のホラー映画です。



大嵐の夜、ダンス学校に入学するためアメリカから到着した女生徒=スージー
が、大雨の中を全寮制の寄宿舎にタクシーで着いた時に、寄宿舎の入口で偶然
鉢合わせた女生徒が、取り乱した様子で「アイリスの花を…」と、いう言葉を
残して雨の中へと走り去って行き、友達の家に助けを求めて駆け込みます。


窓の外に「何かを感じて」窓を覗き込むと、そこにいる何者かに友達も一緒に
惨殺されるという場面から映画の中に引き込まれていき、学校の生徒達、講師
盲目のピアニストなど、怪しげな予感を感じさせる人々ばかりの登場人物。

ダンス学校は、実は永遠の時を生きている魔女が棲む場所で、冒頭に寄宿舎を
飛び出して殺害された女生徒は、魔女の潜む部屋に出入りをするための秘密を
知ってしまったために殺害されてしまったのでした。

ここからはクライマックスに向かって一直線に突き進むということで、原色に
彩られた部屋で魔女との一騎打ちが始まるわけです。
最後まで書いてしまったら、これから見る人に失礼なのでお話はここまで。

元々、イタリア映画はエロ・グロに寛容というか、血の吹き出す映画で有名な
マカロニウェスタンでも撃たれた時の血糊の量は本場のハリウッド映画の数倍
ではないかというぐらいに残酷描写が激しいモノでしたから、映画が始まった
直後の女性の殺害シーンも、かなり激しいものでした。



血しぶきが飛びまくるスプラッター映画が出てくるまでは、血まみれの映画と
思っていましたが、ブライアン・デ・パルマ監督が登場してからは、この程度
の鮮血では驚かなくなるのですから人間って鈍感なんですよね。

劇場内に設置されたスピーカーの音を少しずつタイミングをずらして流すこと
によって、劇場内で音が回っているような音響効果が取り入れられて、大音量
の音響によるコケオドシもありましたし、イタリアのロックバンド・ゴブリン
が演奏する音楽も怖さを増幅させました。

当時、2,500円で買ったサウンドトラック盤を整理しようと、中古レコード店
に引き取ってもらったところ、二倍の5,000円の値段が付いたので驚きました
が、ゴブリンはマニアックなファンがいる割には状態の良いレコードがなくて
10,000円以上でも売れるという話を後から聞いて、しまった!と思いましたが
それは後の祭りというやつでした。

エロ・グロ描写のエロの部分もしっかりと一部にはありまして、ダンスシーン
や魔女との最後の対決の時には、スージー役の女優(ジェシカ・ハーパー)は
ノーブラで、胸の先端の乳首がツンと見えていたのがセクシーでした。
当時は高校生だったので、そういうところは見逃さないのです。

日本での大ヒットに気を良くして、同じダリオ・アルジェント監督が演出した
の「サスペリア2」という映画が続いて上映されましたが、実際はサスペリア
よりも前に作られた、あまりパッとしない映画で、サスペリアとは全く関係の
ない凡作でした。(知っているのは宣伝に釣られて観たからです)

今の時代だったら大ブーイングでしょうが、お客も配給会社もおおらかな時代
でしたからね、なにか違わない?ということで、済まされたのでした。



旧作の「サスペリア」「サスペリア2」はU-NEXTで観られますが、リメイク
した作品は見られません、というか映画館で上映はされたものの、コケたので
動画配信サービスでは流れないのかも知れませんね。


nice!(51)  コメント(2) 
共通テーマ:映画

nice! 51

コメント 2

お散歩爺

ホラー映画やスリルとサスペンスに霊媒など大好きなので、
日本語ものが見たいです。
by お散歩爺 (2022-08-06 13:58) 

suzuran

お散歩爺さん:
コメントありがとうございます。

日本のホラーというか怪談は「番町皿屋敷」「四谷怪談」「鍋島の猫騒動」
みたいな古典的な作品か、「呪怨」とか「リング」みたいな画面の中から
何かが出てくる系の話が多いですね。

しっかりと製作費を注ぎ込んで、本当に演技の出来る俳優を出演させた
ホラー映画ってあまりなくて、木村拓哉の娘とか、話題になればOK
みたいな作り方をしている限り、日本の映画はホラーに限らず、世界で
通用しないまま淘汰されそうな気がします。

日本のホラーは怪奇映画と呼ばれていた昔の作品の方が、プロットが
しっかりしていて面白いと思います。

by suzuran (2022-08-06 20:15) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント






Copyright (c) 2013-2021 suzuran All right reserved