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トップガン マーヴェリック [シネマクラブ]

5月の公開から、ずっと観たいと思いながらも、なかなか行く機会がなかった
「トップガン」の続編「トップガン マーヴェリック」を観てきました。



映画が始まってすぐに、あの「Danger Zone」が流れて、一気に映画の中へと
引き込まれ、映画が終わるまで、あまり音楽が頭に残っていないほど、映像に
釘付けになった、約2時間半でした。




最高速を目指す米軍の機体のテストパイロットとして過ごすマーヴェリック
もう有人の軍用機は必要としない、という方針の下で、機体の開発中止が通告
されたものの、マッハ9の壁を破れば予算が付くという開発チームの延命策を
実行するために、マッハ10の壁を破ったものの負荷に耐えられない機体は空中
分解し、マーヴェリックが空を飛ぶ仕事は終わりになるかというところで救い
の手を差し伸べたのはアイスマンでした。

海軍大将として、マーヴェリックに極秘任務の教官として、現役のトップガン
を集めた精鋭チームに任務遂行の作戦を伝授することを命じます。

ごく限られた時間内で、敵国の内部に潜入し、核開発の地下基地を爆撃すると
いうミッションを完了させた上、一人の犠牲者も出すことなく帰還させるのが
マーヴェリックが自らに課した課題でした。

精鋭であるトップガンでもマーヴェリックと同じレベルで飛行することは困難
を極め、訓練中に高価な戦闘機を失うことになったのと時を同じくして、唯一
の理解者であるアイスマンが亡くなったことで、教官を解任されたものの後を
引き継いだ少将の作戦では犠牲者が出ることが必死の状況となります。

不可能とされたルートを自らが飛行して、敵基地攻撃の可能性を示したことで
マーヴェリックは教官に復帰しますが、予想以上に某国の地下基地展開が進み
訓練期間の短縮が必要となり、マーヴェリックがチームを引っ張るリーダーと
して空母から飛び立つことになります。



と、映画の内容を書いてしまうのも野暮な話なのでストーリーはここまで。
最新鋭のF-35ではなく、F/A-18ホーネットで出撃して、核開発を進める某国
を攻撃するという設定ですが、さすがに国名を特定するほどアメリカの会社は
無防備ではありませんので、あくまでも某国のままです。

ただ、核開発を秘密裏に進めている国で、洋上の打撃群から直接、領内に進攻
できるというと中東の某国しかないじゃないかと思いますが、そこはそれ大人
の事情で国名は最後まで特定されませんでした。

前作で主力戦闘機だったF-14を現役で使用している国が一つだけあり、今回も
F-14が登場する場面もあるので、やっぱり中東の某国だよねとは思いましたが
フィクションですから、わざわざ外交関係に響くような愚はやりませんね。

日本の映画だと中国軍が敵として名指しされることが多いのですが、創作物で
あっても相手国が悪感情を持つようなことをしないのが、良くも悪くも外交の
基本だと思うので、政府にすり寄って中国を悪者に仕立てる日本の映画会社は
アホウだなとしか思えません。



それはともかくとして、トム・クルーズはカッコいいですね。
実年齢は同級生なんですけどね、とてもあんな動きは出来ないです。
キアヌ・リーヴスも、あまり年は変わらなくてアクション映画に出ていますが
やっぱり鍛え方とか違うでしょうし、周囲にトレーナーとか、栄養士とか専門
のプロフェッショナルが付いているんでしょうね。足元にも及びません。

今年は後、「ジュラシックワールド」の続編と「ジョン・ウィック」の続編が
控えていて、コロナ禍もひと段落して映画が豊作で嬉しいです。

邦画界は相変わらずジャニーズだ、LDHだ、AKBだと学芸会を繰り広げていて
そりゃ世界の潮流から取り残されるはずだわ、と軽蔑の眼差ししかないですが
世界で通用する映画監督は、韓国で潤沢な予算で良質な映画を作って映画祭で
受賞しているわけで、映画会社と芸能事務所の感性が古すぎますね。
元々期待はしていませんが、邦画会社は10年後には無くなっているかもね。

最後に、この映画は絶体に大きなスクリーンで観るべきです。強く推します。


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