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2022年・F1-GP第10戦 イギリスGP [モータースポーツ]

7月1日から7月3日まで、F1の第10戦イギリスGPがシルバーストンサーキット
で開催されます。世界のサーキットの中でも、屈指の高速サーキットであると
同時に最初にF1が開催された由緒あるサーキットでもあります。



高速コースに強かった(今年の状況から過去形にしています。)メルセデスが
2013年から2021年まで(2018年だけはフェラーリのセバスチャン・ベッテル
が勝利を挙げています)勝っていますが、去年はポールポジションを獲得した
マックス・フェルスタッペンと1周目で接触し、フェルスタッペンがリタイア
した後でルイス・ハミルトンが優勝しました。


押し出された、マックス・フェルスタッペンが病院に緊急搬送され、その容態
が明らかになる前にメルセデスが祝勝会を開いたことで、レッドブル側が激怒
して、その後の一年間、レッドブルのクリスチャン・ホーナーとメルセデスの
トト・ヴォルフの不仲が続いた因縁のレースでもあります。

今年はメルセデスがポーパシング問題のため、全開でコースを走れない状況に
あることから、メルセデスに対するレッドブルの優位は間違いないと思います
が、不運が続いているフェラーリのシャルル・ルクレールが、そろそろ運勢を
好転させてくるのではないかと思います。

また、メルセデスもストリートコースが続いたために、特にマシンと路面との
接触が多かったような感じなので、路面が整備されている専用サーキット場を
転戦するヨーロッパに移ったことで、今までよりは身体的な負担は少なくなる
と見られているので、レッドブル、フェラーリ、メルセデスによる優勝争いが
本格的に始まるのではないでしょうか。(ちょっと遅いけど)

高速コースでのレースになるので、アルファタウリはQ3進出は難しそうな感じ
はしますが、2023年末までアルファタウリのマシンで戦うことが確定している
ピエール・ガスリーは、今までとは違った新しいアプローチで、マシンの性能
を引き出すように挑んでくると思うので、角田裕毅も含めてちょっと期待して
予選の結果を見てみようと思います。

あとの注目はミック・シューマッハでしょうか。
デビュー以来、全くポイントを稼げていない状況が続き、ニキータ・マゼピン
も同じくでしたが、母国のご乱心のためにシートを失ってしまったため現在は
ミック・シューマッハのみがポイントを稼げていない状況です。

フリー走行一回目の順位は、バルテリ・ボッタスがトップでしたが、大半の
チームが雨天での走行を早めに切り上げているため、あくまでも参考記録と
いう感じになっています。



去年デビューした角田裕毅は今年も11ポイント稼いでいますし、今年デビュー
の周冠宇も3ポイント稼いでいて、全くのノーポイントはシューマッハのみ。
確かに、ハースのマシンの戦闘力はトップチームと比べるまでもありませんが
それでもケビン・マグヌッセンは15ポイント稼いでいますからね、マシンだけ
にノーポイントの原因を押し付けるわけには行かないです。

大半のチームは、サマーホリデー中に来季の契約について話をしていますので
イギリス、オーストリア、フランス、ハンガリーの残り4戦で、ポイントを1点
でも稼がないと契約満了でフリーになる可能性はかなり高そうです。

そんな感じで、ミック・シューマッハの健闘ぶりを見ることも、ヨーロッパを
転戦するサマーホリデー前のF1の定点観測ポイントかと思っています。


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青い森のヨッチン

各車アップデートをかなり入れているようですね
ホンダの再復帰あるのかなぁ?アルファタウリを買収しての参戦とかだと嬉しい。
by 青い森のヨッチン (2022-07-02 11:01) 

suzuran

青い森のヨッチンさん:
コメントありがとうございます。

ホンダの社長が代わったことと、HRCのエンジンでホンダが事実上の連覇
が現実的になってきたことで、そのような動きがあるようですね。

ポルシェとアウディがレッドブルと組むという話が、今一つ煮詰まらない
ということで、アルファタウリをホンダ、レッドブルをレッドブルPTで
サポートして第三のチームを創設して、エンジンの選択肢を広げるとか
いろいろな話が出ているみたいですね。

by suzuran (2022-07-04 00:05) 

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