日本航空が特典航空券のルール変更 [トラベル]
発表したのは今年の三月のことでした。

国際線の特典航空券に準じた制度に変更します、と高らかに発表された内容は
行き先によって7つのゾーン(現在は3つ)に区分けされた行き先別に、さらに
空席状況に応じて必要マイル数が変動するというもので、片道の基本マイル数
が10,000マイル(東京~沖縄などの国内線の最長距離路線)のGゾーンの場合
普通に空席がある平日の昼間なら10,000マイルですが、休前日の朝便などの
込み合う時には最大43,000マイルになります。
ハワイ(ホノルル)行きの国際線で、通常期の往復マイル数は40,000マイルと
いうように考えたら、込み合う時に東京から沖縄まで往復すると、ハワイまで
の往復が二回出来てしまうということになるわけです。
さらに予約変更は不可(現在は空席がある限り何度でも変更可能)当日に時間
が出来て一つの前の便に変更したくても出来ない(現在は可能)ので、予約を
一度キャンセルして変更しなければならないという手間がかかる上に取消料が
一回当たり3,100円ということで、マイルを貯めても土日しか休みの無い人は
ほとんど意味が無いというルールの改悪だったわけです。
だったら、日本航空のマイルを貯めるのは止めて全日空に変えようと思う人が
出てくるのは当たり前で、実際にそれなりの人が日本航空から全日空にメイン
の航空会社を切り替えたようで、発表された制度がまだ適用もされていない今
取消手数料が3,100円から1,000円に下がりました。
現時点でも全日空は需要喚起に力を入れていて、毎週通常よりも少ないマイル
で特典交換が出来る「今週のトクたびマイル」を実施していて、名古屋~松山
だったら往復6,000マイル、沖縄でも往復12,000マイルなど、お得な航空券を
用意してくれていますが、日本航空はそういうキャンペーンは皆無です。
さらに、全日空は成田~ホノルル線も減額マイルで、レギュラーシーズンだと
エコノミークラス28,000マイル、プレミアムエコノミーでも40,600マイルで
ハイシーズンでも2,100マイル増で乗ることが出来ます。(往復ですよ)
片や、日本航空は成田~ソウルの片道でも、休日前だと40,000マイルです。
往復したら80,000マイル、ヨーロッパまで行けるマイル数が必要なわけです。
こういう現実を見ると、JALカードを止めて、ANAカードでマイルを貯めた方
が絶対に有効にマイルを使えるよね、と思ってしまいます。
今回、国内線の特典航空券の取消手数料が3,100円から1,000円に下がること
が発表されましたが、さらに全日空と同レベルになるかを見極めてからカード
の所持も含めて、メイン航空会社の選別をしたいと思います。
日本航空の乗務員の接客とかは大好きなんですけどね、資産家ではありません
ので、自由になるお金の範囲で最高の航空会社を選びたいです。
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