時代遅れのRock’n’Roll Band

サザンオールスターズの桑田佳祐さん（以下、敬称略）が、同級生に声をかけ
完成させたチャリティーソング「時代遅れのRock’n’Roll　Band」のMVが話題
になっているのでYouTubeで見ました。



同級生と言っても、中学、高校、大学のプライベートな友人ではなく同じ年齢
（66歳）のミュージシャンで、佐野元春、世良公則、Char、野口五郎の四人
が集まって学校で歌を歌っています。
ゲストとして、大友康平、原由子、ハマ・オカモトも参加しています。

途中でモップやほうきをギターのように持って歌う場面があり、高校生の頃に
同じようなことをしていたな、と一瞬だけ44年前に戻りました。

世良公則とCharは、原田真二を加えた三人がロック御三家と呼ばれていたので
交流があるのはわかりますし、佐野元春の音楽に桑田さんが親和性を感じると
いうのも理解できましたが、野口五郎は小学生ぐらいの頃から知っていたので
どこに接点があるのか不思議でしたが、桑田さんは野口五郎をリスペクトして
いるので声をかけたところ、快諾されて話が進んだということです。



故・西城秀樹、郷ひろみ、野口五郎の新御三家と呼ばれている人の中で、唯一
ギターを弾いて、アイドル歌手というよりはギタリスト、ミュージシャン志望
というような話をしていたのを思い出して、本当にやりたかったことは今回の
ようなことだったんじゃないのかな、と思いました。

「時代遅れのRock’n’Roll Band」という作品そのものについての話ですが。
「この頃「平和」という文字が、おぼろげに霞んで見えるんだ」という歌詞の
通り、日本の平和の礎となる「平和憲法」が大多数の国民からは全く要望など
されていないのにも関わらず、憲法を読んだことすらない無教養な安倍晋三の
主導によって改憲への道が開かれようとしています。

高市早苗もまた、憲法の条文について丁寧に説明することなく古いから変える
と無知なバカそのものの理由を述べて改憲だ、敵基地攻撃だと、清々しいほど
愚かなことを勇ましく言っていますが、エネルギー資源も食料も諸外国に依存
しいるのみならず、安倍晋三の失政によって、外国企業に売り払われた半導体
も日本国内での内製が間に合わない現実の中で、戦争など出来るわけもないと
賢い人ならわかっていると思いますが、なんと日本人の80％はバカと言われる
世の中だけに、桑田さんたちは歌わずにはいられなくなったと思います。

日本人は根っからのバカではありません。政府の大嘘「消費税は全て社会福祉
に使われている」→実際には27％だけが社会福祉に使われ。残りの73％は減税
された法人税の穴埋めに使われています」を民放のみならず、NHKも解説無し
で垂れ流しているために、テレビを情報源としている人達は騙されています。

コロナ対策予備費のはずの11兆円は政府与党が使い込み、使途不明のままにも
関わらずメディアは沈黙しています。野党は政府批判ばかりだとキャスターを
名乗る芸人が野党批判をしていますが、政権与党の政策の大半は、野党が提案
した政策を門前払いした挙句、自分たちの案だと発表していますので、単純に
表現すれば盗作、今風に言えばパクリ、それをメディアは隠しています。

という現状を想定してMVを見てもらえれば、この66歳の初期高齢者の方々が
いまどうしても伝えたいことがあって集まった意味が分かると思います。

この頃「平和」という文字が　朧げに霞んで見えるんだ　意味さえ虚ろに響く
世の中を嘆くその前に　知らないそぶりをする前に　素直に声を上げたらいい
旅路の果ては空遠く　まだ夢叶わずに　回り道を繰り返して

One Day Someday　いつの間にか　ドラマみたいに時代は変わったよ
目の前の出来事を　共に受け止めて　歌え Rock’n’Roll Band!!

我々が居なくなったって　この世の日常は何ひとつ　変わりはしないだろう
そんなちっぽけな者同士　お互いのイイとこ持ち寄って　明日に向かって
Twist and Shout, C’mon!!　…Shake It Up, Baby!!

子供の命を全力で　大人が守ること　それが自由という名の誇りさ
No More No War

悲しみの　黒い雲が地球を覆うけど　力の弱い者が　夢見ることさえ
拒むと言うのか？　One Day Someday　いつになれば
矛盾だらけの競争(レース)は終わるんだろう？

この世に大切な　ひとりひとりが居て　歌え Rock’n’Roll Band!!
闇を照らす　ダサい Rock’n’Roll Band!!

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