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2022年・F1-GP第9戦 カナダGP [モータースポーツ]

今週末から先週に引き続いての連戦で、カナダGPが開催されます。
コロナ禍の影響で、二年連続で中止されていることから、開催は2020年以来
三年ぶりの開催になりますので、路面状況がどうなのか気になるところです。
元々がストリートサーキット並みのグリップ力であることと、アルファタウリ
のピエール・ガスリーは縁石に注意が必要だと言っています。

Circuit Gilles Villeneuve.jpg

開催地はモントリオールのジル・ヴィルヌーヴ・サーキット。
フェラーリの若きドライバーとしてアグレッシブな走りでスタードライバーに
なりましたが、ベルギーでの事故で亡くなってしまったジル・ヴィルヌーヴを
悼んで、イル・ノートルダム・サーキットから改名されたサーキットです。


Circuit Gilles Villeneuve-1.jpg

基本的にはストレートが主体のサーキットのため、高速走行のセッティングが
向いているコースで、昨年までのメルセデスは得意なコースでしたが、今年は
上下動の激しいバウンシングに悩まされ、アゼルバイジャンGPのレース後には
ルイス・ハミルトンが背中を痛めて、カナダGPの出走が懸念されるほどの状態
になっているので、ポーポイズ現象を克服できない限り、高速でも、低速でも
サーキットを全開で走ることは難しそうな感じです。





ジル・ヴィルヌーヴ・サーキットは路面が固く、舗装の滑らかさもヨーロッパ
のサーキットほどでは無いので、メルセデスやハースなど、ポーポイズ現象に
悩まされているチームにとっては不利な展開になりそうです。

また、フェラーリはカルロス・サインツは、バウンシングの影響を認めている
もののシャルル・ルクレールはあまり問題にしていないようで、セッティング
の違いなのか、感覚の違いなのかはわかりませんが、メルセデスほどの深刻さ
は感じませんが、エンジンの信頼性問題があることから、HRC=ホンダのPUを
搭載している上に、バウンシングの影響もないレッドブルの優位は動かないと
いう感じがしています。(チーム内の競り合いでマックス・フェルスタッペン
とセルジオ・ペレスの関係がギクシャクしないかだけが懸念材料)

序盤から中盤にかけては、レッドブルとフェラーリの一騎打ちの様相でしたが
マックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスの1-2フィニッシュもあって
現時点でレッドブルとフェラーリのコンストラクターズポイントの差は80Pと
かなり大きな差が開いていますし、ドライバーズポイントでもランキング1位
のマックス・フェルスタッペンとシャルル・ルクレールは34Pあります。

これからメルセデスが巻き返しをしても、コンストラクターズポイントの差の
118Pをひっくり返すのは至難の業だと思いますので、フェラーリだけが優勝
争いの対象になるかと思いますが、カナダGPのシャルル・ルクレールは4基目
のパワーユニットを投入するようなので、スタート時点で最後尾になります。

インタビューの発言などから性格的にはとても好感度が高く、ルックスも良い
シャルル・ルクレールが、低迷しているのはとても残念な感じなので、万全な
状態で、マックス・フェルスタッペンとチャンピオン争いをして欲しいです。


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