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2022年・F1-GP第7戦 モナコGP 決勝 [モータースポーツ]

モナコGPの優勝者は、ポールポジションからスタートのシャルル・ルクレール
ではなく、二列目からスタートしたセルジオ・ペレスでした。




前日の予選でリアから衝突したため、ギアボックスの損傷が心配されましたが
マシンに問題はなくスタート後は、先頭を走るシャルル・ルクレールをマーク
して走っていましたが、フェラーリの戦略ミスの隙をついて、先頭に出た後は
カルロス・サインツ、マックス・フェルスタッペン、シャルル・ルクレールと
隊列を組んで三時間を走り切って優勝しました。


本来は76周のレースでしたが、雨によるスタート延期、スタートから暫くして
雨脚が強まったため赤旗中断を経て、ミック・シューマッハが、今年二度目の
マシンが二つに割れる大事故を起こして再度の赤旗中断ということで、レース
は三時間で終了ということになり、64周で終了しました。



雨が降ったものの路面が乾いてきたので、ウェットタイヤからスリックタイヤ
に履き替えるか、インターミディエイトタイヤにするかの選択がありましたが
フェラーリはそこで痛恨のミスをして、シャルル・ルクレールのモナコ初勝利
をぶち壊しにしてしまいました。逆に言えば、フェラーリの優柔不断な判断の
お陰で表彰台圏外だったマックス・フェルスタッペンを三位に押し上げること
が出来たので、チーム力としてフェラーリはレッドブルに負けていますね。



全体の順位は以下の通り。
1.セルジオ・ペレス(レッドブル)
2.カルロス・サインツ(フェラーリ)
3.マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
4.シャルル・ルクレール(フェラーリ)
5.ジョージ・ラッセル(メルセデス)
6.ランド・ノリス(マクラーレン)
7.フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)
8.ルイス・ハミルトン(メルセデス)
9.エステバン・オコン(アルピーヌ)
10.バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)
11.セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)
12.ピエール・ガスリー(アルファタウリ)
13.ダニエル・リカルド(マクラーレン)
14.ランス・ストロール(アストンマーティン)
15.ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)
16.周冠宇(アルファロメオ)
17.角田裕毅(アルファタウリ)
DNF.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
DNF.ミック・シューマッハ(ハース)
DNF.ケビン・マグヌッセン(ハース)

スタートに失敗した角田裕毅は17位と完走の中では最下位でしたが、17位から
順位を上げたピエール・ガスリーは、ポイントは稼げませんでしたがモナコで
11位まで挽回したのですから、マシンは進化を続けているような感じです。

ハースは、シーズン当初ほどの勢いがないと言うか、ケビン・マグヌッセンは
元々クラッシュの多いドライバーでしたし、ミック・シューマッハも修理代が
数千万円かかったとされているマシンが二つに折れる事故を再現してしまうと
いうことで、父親が偉大なドライバーでも、全ての資質を引き継いでいるわけ
ではないことを自らが証明してしまっているような感じですね。

去年、デビューした時は1年か2年もすれば、フェラーリに昇格するだろうと
いう話になっていましたが、フェラーリとシャルル・ルクレールとの契約では
2024年ともオプション込みだと、さらに長期ともされている他、今年が契約の
最終年だったカルロス・サインツも、複数年契約で合意したという話があって
実際のところ、フェラーリは当面の間はミック・シューマッハと契約する気は
なさそうな感じで、来年はアストンマーティンに移籍かという話もあります。

まだシーズン序盤ですが、セバスチャン・ベッテルには引退説が出ている他に
ピエール・ガスリーはアルピーヌ移籍説が出てきているぐらいなので、今年の
終わりには、各チームのドライバーは大きく様変わりしそうな気がします。

なお、F1ではなくインディカーの話ですが、佐藤琢磨は10位スタートでしたが
25位でレースを終えました。フリー走行の時から調子が良いと言っていたので
期待していましたが、好事魔多しということでしょうか。
まだ老け込む年ではないので、来年の挑戦に期待しています。


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青い森のヨッチン

フェラーリは相変わらずですねぇ(ガルパンに登場するイタリア風の高校の呑気さを感じる)
MAXのピットアウト時のイエローラインは見出しの映像が何度もDAZNで再生されていたのでてっきり5秒ペナかなぁ(3位→4位)と思っていたらフェラーリの訴えも棄却されたみたいです。
スタートが停電でシグナルが使えずローリングスタートになったみたいですね
久しぶりに退屈しないモナコGPでしたが来年は開催されるのかなぁ?
by 青い森のヨッチン (2022-05-31 09:35) 

suzuran

青い森のヨッチンさん:
コメントありがとうございます。

あのレッドブルのクリスチャン・ホーナーが、フェラーリは今年のマシン
の中では最高のパフォーマンスを発揮していると賞賛しているぐらいに
良いマシンを作っていながら、チーム戦略が一貫性がなく、ドライバー
に対する指示をコロコロと変えて優柔不断だと言われているのですから
勝てるチャンスを自ら放棄しているようなものですね。

シャルル・ルクレールはマックス・フェルスタッペン、ランド・ノリス
と共に次世代のF1をリードする存在と言われながら、チームが勝手に
コケているようでは気の毒すぎます。

モナコGPについてF1ドライバーは、ほとんどの人がモナコで勝つのは
他のサーキットで勝つのとは大違いだと主張していますが、FIAよりも
発言力のありそうな、リバティメディアはラスベガスでの開催を視野に
交渉を続けているようなので、来年はともかくとして数年以内には伝統
と格式のモナコGPが無くなる日が来るかも知れませんね。

by suzuran (2022-05-31 21:34) 

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