2022年・F1-GP第7戦 モナコGP フリー走行 [モータースポーツ]
を仕掛けるという愚行のために中止が決定し、来年以降も運営権は剥奪が確定
したような気がしますが、少なくとも今年は22戦です)が組まれているF1の
レースの中でも別格の格式と伝統がある、と多くのドライバーや、F1ファンが
認めているのが今回の開催地のモナコGPですね。
市街地コースで道幅も狭いので、ポールポジション(フロントロー)スタート
のドライバーに圧倒的に有利というコースであり、サイドバイサイドの攻防の
末に華麗にオーバーテイクを決める、という展開に最大の魅力を感じる人には
物足りないコースという見方をする人がいるのも実際のところです。
現在の主催者である、リバティメディアのアメリカンビジネスな見解によれば
モナコだけを特別扱いする必要は無いと考えているようで、現在の開催地以外
に多くのファンを集めて、ビジネスとして魅力的なデスティネーションがF1の
開催を誘致を表明した場合は、モナコも含めて対比し検討することを公言して
いますので、ラスベガスなどの誘致活動によっては伝統や格式よりも、利益を
どれだけ生み出すかが最優先で選考されそうな感じはあります。
高速で一気に前との差を詰める高速サーキットではないので、ホンダエンジン
に有利だと以前は言われていましたが、今年はどちらかといえばフェラーリの
エンジンの方が低速コーナーでも高速ストレートでも速い感じなので、マシン
の挙動を安定させたチームが勝つという感じになっているように思います。
フリー走行3回目の順位では、トップタイムを出したのはセルジオ・ペレス
2番手がシャルル・ルクレール、3番手がカルロス・サインツということになり
4番手でマックス・フェルスタッペンということで、4強に変わりはないです。
5番手にピエール・ガスリー、6番手にランド・ノリスと続いて、メルセデスの
ルイス・ハミルトンが7番手にはなっていますが、バウンシング(イルカが泳ぐ
ように上下に車体がはねるように動く現象)が再び現れ、ルイス・ハミルトン
は目玉が飛び出そうだったとコメントしているぐらいなので、スペインGPでは
克服されたように見えていたメルセデスの弱点が、より強調されているような
感じなのかも知れません。
1.セルジオ・ペレス(レッドブル) 1分12秒476
2.シャルル・ルクレール(フェラーリ)
3.カルロス・サインツ(フェラーリ)
4.マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
5.ピエール・ガスリー(アルファタウリ)
6.ランド・ノリス(マクラーレン)
7.ルイス・ハミルトン(メルセデス)
8.ケビン・マグヌッセン(ハース)
9.ジョージ・ラッセル(メルセデス)
10.フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)
1位から4位までのタイム差が、0.405秒という接戦で、1秒以内で見てみると
9番手のジョージ・ラッセルが1分13秒476で、ちょうど1秒差です。
ここからまだ短縮可能なドライバーと、これ以上はちょっと難しいドライバー
がいると思うので、9位以内の全員にポールポジションのチャンスがあるとは
言えませんが、レッドブル、フェラーリ以外のチームからポールポジションを
獲得するドライバーが現れるかも知れません。
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