5月が旬の食材・じゃがいも [限定・季節の食材]
ということで、量販店では「新じゃがいも」が出てくる時期になりました。
まだ北海道産ではなく、長崎を中心にした九州産が新物のスタートです。
前置きは短めにして、5月からが旬の食材であるじゃがいもの選び方から話を
進めていきますと、まず全体にツルンとしていて表面にデコボコの少ないもの
を選ぶのがポイントになります。一般的な表現としてじゃがいものような顔と
いう言葉があるぐらいで、じゃがいも=デコボコした表面、というイメージが
強いかと思いますが、実際は表面はツルンとしたものが良品です。
じゃがいもの特性として、土の中に余計な肥料や農薬が混ざっていたりすると
理由はよくわかりませんが、じゃがいもは真っ直ぐに育たないで、デコボコに
なってしまうようで、人間が子供を育てる際に、愛情が足りないと捻くれると
言われるのと同じような感じでしょうか。
武骨で質実剛健のようでありながら、意外にも繊細な作物のようです。
逆の見方をすると表面がツルンとして、丸い形のものはそれを利用する人にも
優しい良い生育環境で育ったものと言えます。
ですから少なくとも自分たちが食べるものは、見た目もきれいなものを選ぶと
健康的なじゃがいもを手に入れることが出来ます。
ご存知の方も多いと思いますが、芋の端の方が緑色になっているものがあって
有毒で知られる、芽の部分と同じような感じになっています。
あれはじゃがいもわ生育している状況下で、芋が土から露出してしまった部分
で、芽の部分と同じくソラニンという青酸性の物質が生成されています。
食中毒(青酸中毒)の原因になることから、芽の部分はくり抜いて捨てる必要
がありますが、それと同じく緑色の部分も切り落とすようにして下さい。
毒性のある部分を下処理をしたじゃがいもは、ビタミンCが豊富な健康食材と
して多種多様な料理に使うことが出来る万能素材になります。
基本的に旬の時期には、比較的まとまった入荷があるので値段も安定的になり
美味しいものがリーズナブルに手に入る時期とも言えます。
アベノミクスなどという投資家と輸出企業のための円安誘導によって、輸入品
の価格が高騰し、原油高に追い打ちをかけて燃料費が高くなっていることから
輸送費が高くなっていて例年のように安くはなっていませんが、それでも旬の
時期ですから、美味しいじゃがいもを使って料理を作って下さい。
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