おとなの社会見学 ヘビ見学 [おとなの社会見学]
硬直するようなヘビ嫌いの人は「続きを読む」は開かないで下さい。
群馬県...東京を経由地とした場合、そこから先というと東北新幹線とそこから
枝分かれした秋田新幹線や山形新幹線、上越新幹線などを利用して東北地方に
行く人が大半で、東武鉄道利用で日光・鬼怒川温泉というルートを選択する人
はあまりいないと思いますし、さらに東武鉄道でも「りょうもう号」を利用し
群馬県の舘林、太田、伊勢崎なんて方向に行く人はさらに少ないでしょうね。
群馬県の太田市(スバルの工場がある大きな都市です)を過ぎて、次に特急が
停車する駅で「藪塚」という駅があり、その駅で降りてあまり車の通らない道
をトボトボと歩いて行ったところに、「ジャパン・スネークセンター」という
あまり流行っていない施設があります。
ゴールデンウィークや連休にはイベントがあり、夏休みには自由研究の題材と
してヘビを選んだ親子が来場するので、意外に人がいたりしますが、平日には
ほぼ人はいません。私が行ったのは毎回、平日に1人で行ったので中学生の頃
映画館で観た「怪奇!吸血人間スネーク」の頭のイカレタ博士が出てきそうな
雰囲気の中でヘビを見ました。
私が子供の頃には、割と近場でサニーワールド長島(現在は乗馬のクレインや
ゴルフ練習場になっています)とか、香嵐渓ヘビセンターなどの常設のヘビの
展示施設や、夏休みにはデパートの屋上で「世界のヘビ展」みたいな巡回展示
がありましたが、現在は日本全国でほぼ壊滅状態で、生きたヘビ専門で展示を
している施設は「ジャパン・スネークセンター」だけになりました。
ボアコンストリクター
シンリンコブラ
エジプトコブラ クレオパトラが乳房を咬ませて自殺したとされています。
でもね、普通に考えたら乳房まで持って行く前に手を咬まれますよね。
パファダー ヘビ界最強レベルの毒の持ち主で、咬まれたら死にます。
ハブとかマムシの眼は、眼光鋭いタイプで怖いのですが、コブラとかシマヘビ
ブラックマンバなどの眼は真っ黒で可愛い目だと思っていて、子どもの頃から
ヘビは割と好きな動物なので、群馬県まではるばる出かけたことが、なんどか
あります。(施設の隣は木枯し紋次郎の故郷、三日月村です)
本当の名称は日本蛇族学術研究所で、日本在来の毒蛇、特にヤマカガシの血清
を常時準備しているのは、ここだけなのでヤマカガシに噛まれた場合に、命を
救うことが出来るのはここだけです。
ヤマカガシ 死に至るという点ではハブより怖いかも知れないですね。
毒蛇だと認識されてから、まだ20年も経っていない気がします。
以前はヘビ料理(マムシの唐揚げなど)を提供していましたが、現在はヘビの
料理が出来る人がいないということで、無期限休業中です。
なかなかマムシの調理技術を持つ人はいないと思いますし、老朽化したままで
改修も出来ていない経営状態なので、マムシの調理師を雇うお金を捻出すると
いうことは難しいんじゃないのかな?と普通に思います。
マムシ 犬のウンコじゃありません。マムシですよ。ずんぐりとした姿態です。
動物園や水族館では飼育されていない、キングコブラやブラックマンバなどの
猛毒を持つ生体のヘビが見られるのは日本中でここだけ、特にキングコブラは
シンガポール動物園以外では、ここでしか見たことはありません。
キングコブラ 毒が強く量も多いためゾウも倒すと言われています。
なかなか見られない希少な種ですから、この子を見るために行きました。
あと、マムシやヤマカガシ、ハブに噛まれた場合の対処方法については、この
施設に電話をして問い合わせが出来ますので、沢遊びとかトレッキングなどの
山遊びをする人は電話番号を控えておくと良いかと思います。
私が行った時の入場料は忘れましたが、1,000円は払わなかった気がします。
JAFの会員証で割引が可能ですし、何故かイオンカードも割引可能でした。
但し、現在はわかりませんので保証の限りではありません。
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