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吉田拓郎さん・ラストメッセージ [音楽]

フォークの神様というと、岡林信康さんになりますが、フォークのプリンスと
呼ばれていたのが吉田拓郎さん。「結婚しようよ」とかプロテストソングとは
一線を画した歌で多くのファンを獲得し、愛知県の三河湾にある、篠島という
小島でオールナイトコンサートを開催したり、現在はもう無くなってしまった
フォークの聖地と呼ばれた静岡県・掛川市のつま恋でも、朝までコンサートを
実施して精力的に活動を続けてきましたが、76歳という年齢になりアルバムの
制作や、コンサート活動からの撤退を決意して臨んだ、インタビューの内容が
東京新聞のWEB版に掲載されています。



現在制作中のアルバムは人生のラストアルバムという位置付けで、去年ぐらい
から作詞、作曲に取り組み、Kinki Kidsの二人にアレンジを頼んだり、現在は
ソロとして活動している、元オフコースの小田和正さんにも参加してもらって
ご自分で「入魂の一作」と表現されているアルバムになるようです。


アルバムのタイトルは「ah-面白かった」で、これから何年、何十年を生きて
人生を終える時に「あぁ面白かった」と言い残して、自分を終了させたい、と
いう思いを込めたタイトル曲を含めての作品になるようです。





吉田拓郎さんの作品で好きな曲を一つだけ挙げましょうと言われたら、それは
とても難しいことになるわけで、レゲエ調の「無人島で...」という歌も、春が
夏に変わっていく、これからの季節に聴きたい曲ですし、なによりも「落陽」
だとか「明日に向かった走れ」「今日までそして明日から」「この指とまれ」
「愛してるよ」「流星」「旅の宿」「となりの町のお嬢さん」「元気です」と
いう感じで、発表された年代的には前後バラバラですし、どの作品が一番など
とても決められませんが、それぞれの曲に思い出がありますし、ミーハーでは
ありますが、もしも娘が生まれたら「舞姫」と、名前を付けようと思っていた
こともありました。幸か不幸か娘は生まれなかったので、名付けの理由で親子
の不和になるなんてことにはなりませんでした。



吉田拓郎さん自身を歌っているような「S」とか「Y」とかも、拓郎さんの素に
少しだけ触れられたような感じがしましたし「外は白い雪の夜」は同じような
情景こそありませんでしたが、誰もが一度ぐらいは、なにかがすれ違って別れ
を経験することってあったんじゃないかなと思います。



残念なことに吉田拓郎さんのコンサートは一度しか行ったことはありません。
まだ、今のように(以前は、渋谷で若者を見ると蹴るぞと思っていたらしい)
丸くなくて、燃えるように歌っていた頃の拓郎さんのファンは、大半が男達で
タクロー軍団とか言われていたので、一般人としてはなかなかその中に入って
いく勇気はありませんでしたから、コンサートに行ったのは、肺がんの治療後
のツアーが初めてでした。

吉田拓郎のコンサートは男が多いとは書きましたが、「結婚しようよ」などの
歌を歌っていた頃は、いわゆる硬派を気取りプロテストソングこそがフォーク
と固定観念で凝り固まっている人たちは、軟弱だ、商業主義だと批判的な男共
が多く、逆に女性の同級生には拓郎ファンは多かったので、女性ファンの比率
は高かったと思いますが、朝までやるぞ!と吠えていた頃は男の方が圧倒的に
多かったようなイメージがあります。実際には違ったかもしれませんが。

というような感じで、神格化まではしていませんが、やっぱり小学生の頃から
ずっと聴いてきた人が、活動を止めるというのは寂しいことですね。

これからは奥さん(元女優の森下愛子さん)と、べったり夫婦生活をするとの
ことですので、元気に末永く二人でラブラブしていただきたいです。


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tomi_tomi

吉田拓郎さんの一番好きな歌は夏休みです。なんか物悲しげなところがあり好きな歌ですね。
by tomi_tomi (2022-04-29 02:14) 

suzuran

tomi_tomiさん:
コメントありがとうございます。

「夏休み」良いですね。ずっとずっと大昔、40年ぐらい前に中学校の
同窓会がありましたが行きませんでした。
それ以来、呼んでも来ないと思われているのか、実際に無いのかは
わかりませんが、クラス会とか同窓会の連絡は皆無です。

実際には全く関係ない話ですが、その40年前に忘れているなにかが
あったのかも知れませんが「夏休み」を聞くと、どういうことなのか
わかりませんが、中学生の頃のことを思い出すんですよね。

その忘れている何かを中学時代の同級生に会うことで思い出すかも
知れませんが、そんな映画のような話はないだろうと考えている間に
40年以上が経ちました。そんなわけで「夏休み」は特別な歌です。

by suzuran (2022-04-30 22:05) 

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