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射精回数と前立腺がんの関係 [健康・医療]

年齢が高じるに連れて、性的関係の回数が減って、射精の回数が減るのは自然
の摂理ではあるのですが、本来持っている(備わっている)よりも、早い時期
から射精の回数を減らしていくと、いろいろな弊害が出てくることがあること
現代の医学では常識になっているので、注意が必要かと思います。

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昔の「養生訓」という長生きしたければ、こんなことに注意しなさい的な書物
の中に「接して漏らさず」という表現があります。


ある程度の年齢になったら、セックスをしても射精をするのは、数回の交わり
で一回のみにするということで、射精(精を無駄に放出すると老化が進む)を
しないことが、長生きの秘訣みたいなことが書かれていたように思います。
(曖昧な記憶ですので、間違いかもしれません。)

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しかし、実際にセックスを抑制して射精をしないという生活がある程度の期間
に及んでくると、勃起(性衝動)に関係する神経伝達機能のスピードが低下し
著しく反応が鈍くなってしまうために、なにかのきっかけでセックスしようと
しても自分のイメージ通りにペニスが勃起しなくなり、その現象自体に驚いて
心因性の勃起不全状態になってしまうというケースがあります。

体を休めることは重要ですが、性機能に関しては休ませることが回復に繋がる
というわけではなく、休むことによって機能が低下して、さらに意志とは裏腹
な結果になる場合が大半なので、夫婦間、婚外恋愛、自慰行為など方法も手段
もいろいろでしょうが、勃起すること、射精をしないようにすることは男性の
機能を劣化させるという認識が必要だとされています。女性の場合も同様では
ありますが、女性に関する詳しい話は今回は止めておきます。

年代別の平均セックス回数とか平均射精回数というのは、アンケートに基づく
場合もあれば、単純に語呂合わせ的な数字の場合もありますからね、信憑性や
合理性を論理的に説明するのは難しいモノがありますが、各種のアンケートの
結果や、セックス回数を試算する方程式で計算する限りでは40代では1ヵ月に
6回程度が平均ではないかと思います。

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でも、実際に2週間に3回程度のセックスをしているという人は、現在の日本の
セックスレスカップルの割合の多さを考えると、理論値よりはかなり少ないと
観る必要がありますからね、廃用性萎縮(体の機能の中で、本来の目的として
使われない機能は委縮していく)という現実の中で、生殖機能の低下は日本人
の中では多くの人の間で進行中だと考えられます。

ちなみに、射精回数が平均値よりも多い人は前立腺がんになりにくい、という
公式な統計発表がアメリカの国立がんセンターから発表されています。

あくまでも話題に上った人の例で考えると、日本で前立腺がんが公表された人
は、あまりセックスアピールを感じない人というか、子作り以外にはセックス
しないと思われる高貴な人とか、雑念も欲望もなさそうな人な気がします。

以前はセックス(射精)をし過ぎると前立腺肥大の原因になる、と言う意見が
あって、若い頃からセックスの回数が多い人は前立腺肥大の検査では肥大気味
と診断されることが多いという話でしたが、機能を活用すると発達することは
あっても、癌になったりすることはないということなのでしょうね。

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女性の場合もセックスの頻度が少ない人、出産経験のない人に子宮筋腫を持つ
人の割合が高いという見方もあるので、やはり生まれ持った機能は出来るだけ
使うようにすることで、老化を防ぎ、健康に繋がるような気がします。


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