日本語の機微・恋と愛の違い

考え方は人それぞれなので、いろいろな見方があると思いますが、私の考えの
中では相手に対して想いを持っているのが「恋」で、それを双方の内面で共有
している状態を「愛」だというように思っています。



もちろん、私の考える「恋」と他の人の考える「恋」ではその内容も思い入れ
も違うと思いますから、なにが正解で何が不正解なんてことはありません。

例えば、40年以上前（もうそんなに前の話なのか？と、そっちの方が驚きでは
あったりするのですが...）松山千春さんの歌で「恋」という歌がありました。
愛することに疲れたみたい、と始まり、それでも恋は恋と終わります。



相互理解をすることには疲れてしまったけれど、それでも相手に対しての想い
は変わらないというように、私の恋愛感覚では理解するわけですが、別の視点
で肉体関係があるのが愛、プラトニックなのが恋だというように理解する人が
居たとしたら、セックスを伴う関係には疲れてしまったけどセックスレスなら
大丈夫…みたいな現代の夫婦関係を揶揄しているような、本来の歌の意味とは
違った内容のようになってしまうと思います。



日本語って言語には一つの文字の中にもいろいろな意味合いがあり、そこから
どのように読み取るのか、によって意味が違ってくるわけで、奥行きがあって
難しい中にも広がりがあるのがとても良いと思います。

本題から徐々に遠ざかりつつあるような感じになってきたので、元々書こうと
思っていた路線に戻しますが、時には恋と愛の違いについて厳かに考えてみる
というのも、現時点で夫婦関係とか恋人関係に不平不満を感じている人は一度
自分にとっての「恋」自分にとっての「愛」は、どこに重きを置いているのか
という部分に立ち返ってみるのが良いのではないかと思います。



自分の求めているもの、相手に求めていることが100％合致するのは難しいと
思いますが、それを一つずつ擦り合わせていくことで、恋する自分を取り戻し
二人の愛が深まっていくことになると良いですね。

唐突にこんなことを書いたりするのも偶には良いんじゃないかな。

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