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最低のセクハラ監督が撮った「恋の罪」 [シネマクラブ]

1997年に起きた東京電力OL殺人事件を題材(直接的な関係はありません)に
創作された官能サスペンスということで観ましたが…全く理解できない駄作。



冒頭で駄作と言い切って良いものか?とは思ったものの、殺人を担当する刑事
の吉田和子(水野美紀)が、有能な捜査官という表の顔と不倫相手からの誘い
を全く断れない、性に貪欲な裏の顔を持つという設定自体に違和感満載で主役
に対して全く感情移入の出来ない映画で、そもそも主役の立ち位置に納得性が
ないものだから、台詞の一つ一つが響かない。


エロとグロを絶妙にミックスして中毒性のある映画監督、園子温がほとばしる
エロスを描いたと言われても、ここ最近の内幕暴露によって、自分の性的願望
をシナリオにして映像化しただけじゃないのか?という目線でしか見られない
ので、難しいテーマがあるように見せかけて、ただ女優を裸にして喜んでいる
としか思えない映画になっているので、とてもお勧めは出来ないな。

「やらせない女優は出演させない」とか「やらせてくれたら出させてやる」と
そんなゲスい台詞で女優を口説いて、自分の映画の主演女優とは大体やったと
自慢しているとか、そりゃセクハラもパワハラもモラハラも全部重なっている
時代錯誤の大馬鹿野郎なわけです。

今の世の中では、淘汰されるというか、セクハラ問題が大きく取り上げられて
問題になっている状況で普通のプロデューサーは起用しないでしょう。
大手のプロダクションからすれば、自分の会社の女優が枕営業したから主演に
したと言われて、そりゃありがとうございますとは言わんでしょう。
今までに園子温の映画で主演してきた女優からすれば、そういう目で見られる
ことになるわけで、大迷惑なんじゃないでしょうかね。

園子温監督の映画は、海外での評価も高いとされていますが、実際に観ている
「地獄でなぜ悪い」とか「みんなエスパーだよ」「ヒミズ」など、どの映画も
意味不明で、最後まで早送りしないで観た映画はありません。

「アンチポルノ」も、ロマンポルノの新しい形というぐらいなので裸の場面が
延々と続きますが、台詞回しが高校の演劇部なんですよね。



今になって気付きましたが園子温監督の映画に共通するのは、演劇部の台詞の
発声方法(意識しているのか、これこそが自分の演出だと悦に入っているのか
それはわかりませんが、台詞がうるさいと感じる映画は園子温映画です)

世間の評価が高いとか、評論家が推薦しているとか、海外の映画賞を獲得した
とか、なんだかんだ言われても自分の感性と合わない映画はヘッポコです。
そんな映画を作って偉そうにしている監督、さらには性的な関係を持たないと
出演させないとか言っているような糞野郎の映画を面白いわけがないです。

ということで、今後一切、園子温の映画を観ることは無いです。
事実上、少なくとも日本の映画界では仕事が出来なくなると思うので、韓国の
キム・ギドク監督のように海外に流れて、コロナ感染症で客死するのが妥当な
生き様というか死に様なんじゃないかと思います。


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