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ブルース・ウィリスさんが俳優を引退 [シネマクラブ]

「ダイ・ハード」のジョン・マクレーン役の他、「フィフス・エレメント」や
「アルマゲドン」「シックス・センス」、近年では、チャールズ・ブロンソン
の人気シリーズだった「Death Wish」(邦題「狼よさらば」)のリメイクで
ポール・カージー役を演じていたブルース・ウィリスさんが、失語症の診断を
理由に俳優を引退することを発表しました。



年齢的にはまだ67歳で、御大クリント・イーストウッドやハリソン・フォード
など、年上の俳優たちが現役で仕事を続けていますが、失語症と診断されたと
いうことは、「聴く」「話す」「読む」「書く」という言葉による意思疎通が
難しくなるわけですから、脚本を読んで、ストーリーを把握し、役柄の状況を
想像して台詞を覚えて、複数の人たちと台詞を交わして演技をする俳優の仕事
が全否定されてしまうわけですから、その病気と診断された時点で仕事からの
引退を決意するというのは難しいけれど適切な判断だったかと思います。


一般的な見解では交通事故や転落、転倒事故などの外的要因、または脳卒中に
より脳の言語機能に損傷を受けたことが原因とされていて、まれな例としては
進行の遅い脳腫瘍が原因で失語症を発症する場合もあります。

ブルース・ウィリスさんが交通事故に遭ったとか、撮影現場で頭部に大怪我を
負ったという話は聞いたことがありませんが、若い頃の「ダイ・ハード」など
の撮影時には、スタントマンを使わず、自分で危険なシーンの撮影もこなして
いたことで知られているので、その頃の古傷が原因かも知れません。



新型コロナ感染症の厳戒態勢だった昨年の1月には、マスクを着けないままで
ドラッグストアに来店し、店員からマスクを着けるように促されても、それを
拒否し、それなら退店して欲しいと言われると、黙って店から出て行くという
ことがあり、ハリウッドスターのご乱心と報道される出来事がありましたから
今になって思えば、もう既に症状の一部が出ていたということもあるのかも。

重症であれば「Yes」「No」も言えない場合もあり、軽度の場合にはある物を
示されて、これは何ですか?と聞かれて時々、名前が出てこない場合があると
いう程度で症状には差がありますが、発症前の元の状態には戻りません。

ただ、言葉を適切に使う環境が続けられれば、コミュニケーションを取ること
が少しずつ改善されたという報告もあることから、「俳優」という言葉を使う
ことが最重要な仕事から退き、親密な家族と過ごすことで、他人よりも言葉を
理解しようとしてもらえる環境に身を置くことで、コミュニケーション能力を
維持向上できそうな気がします。



俳優を引退したブルース・ウィリスさん。
危険を伴う仕事から引退して、幸せな余生を送られることを願っています。


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