如意捧が如意捧にならない困惑

一時期、男性の悩みを一気に解決する薬として話題になったバイアグラ。
最近はあまり聞かなくなりましたが、「ED治療に効果的」とか「妻が大満足」
なんていうサプリメントの広告が、インターネットメディアのページの下の方
に大量に掲載されている事実があります。



結論を先に言うと、シトルリンとかマカとか語感的にいかにも効きそうな感じ
はしますが、シトルリンはスイカに含まれていますし、マカの効能も実際には
摩訶不思議なレベルで、実際に理論的に勃起を補助する薬品が含まれていると
いうわけではないので効果は限定的です。

本当に意思に反して勃起しないようならば、医師（眼科医でも歯科医でも全く
関係なく、処方箋を書くことは出来ます）に相談して、バイアグラやシアリス
などの勃起治療薬を入手するべきです。

バイアグラという言葉は巷に溢れていましたが、実際に実物を見たことがある
とか、使ったことがある人は意外に少ないのではないでしょうか。
ただ一つ言えることは、わざわざ使用している人がバイアグラの愛用者だとは
言わないという部分もあるので実態は不明な部分も多いように思います。

実際にED（勃起不全症候群）と医師に診断された人であっても、下半身の事情
を他人に知らしめる必要はありませんし、自分のパートナーにもバイアグラを
使っていることは秘密にしているかも知れないので、使用している人の実態を
把握することも難しいでしょうが、ED（勃起不全＝インポ）を隠したいという
傾向は強いと思うので、医師に処方箋を書いてもらうことさえためらわれる人
も少なくはないと思いますので、効果が薄いことはわかっていても、市販品の
サプリメントでなんとかしたいと思う人はいるでしょうし、時々見かける電柱
に「バイアグラあります」という闇販売に手を出す人もいるでしょう。



また、別の視点で言うと男性本人は諦めているかも知れませんが、女性側から
（特に性欲が高まる30代から50代の女性）から、セックスレスの不満（直接
は言わないかも知れませんが、それとなく察してよという感じ）を感じ取って
復活を期したいという人もいるでしょうし、一回だけは勃起するけれど、男の
沽券に関わる問題として二回は相手をしたいとか、見得の部分とか男の甲斐性
とかプライドとかもあって何とかしたいと思っている人が多い＝需要があると
いうことで、性機能復活とか、勃起力を高めるといったサプリメントの広告が
ネットメディアに何カ所も張られているのでしょう。

一部の男性の中には、男性側の自己顕示欲と言うか、自分は何度も女性を満足
させられることを一つのステータスと感じるタイプの人がいます。
そういうにとっては、大切な薬である場合もあるでしょうし、浮気や不倫など
あまり頻繁には会う機会がない相手の場合に、一度の逢瀬でなるべく充実した
快感を得られるようにしたいと考えるのは普通だと思うので、勃起しないわけ
ではないけれど、必要とする人もいることでしょう。

基本的に肥満は男性ホルモンを抑制し、性欲を減退させますし、血糖値が高い
場合は勃起力は弱まりますので、軽い運動を継続的に行い、脂肪を減らし体重
を減らした上で、亜鉛を含んだ食品を多めに摂るようにしていれば、自然体で
女性と交わることは出来るはずなので、薬を使うことを悪いとは言いませんが
体調を整えることは重要だと思います。



男性は誰もが長さも太さも千差万別ではありますが、如意捧（西遊記の孫悟空
が使っていた、持ち主の意思により伸縮自在の武器になる捧のこと＝ペニスを
象徴しているという見方があります。）を所有していますが、ある程度の年齢
になると自由には使いこなせない扱いの難しい小道具でもあります。

世の中の男性は、皆さん難しい小道具をぶら下げていることになるわけですが
如意棒が如意棒として機能しなくなったことで、人生の楽しみの何パーセント
か何割かを諦めなければならないのは、パートナーも含めて残念ですね。

バイアグラもシアリスも1錠2,000円ぐらいで、決して安くはありませんがお金
でパートナーとのコミュニケーションが向上できるなら、それぐらいの金額は
価値観によりますが、そんなに高いものではないと思いませんか。

タグ：如意棒 セックスレス 相性 ED 勃起不全