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2022年・高松宮記念【JRA GⅠ 芝1,200m】 [競馬]

JRA(日本中央競馬会)のGrade-1競走は、年間で24レースあります。
その大半は、阪神・京都・東京(府中)・中山(船橋)での開催になるために
愛知県の中京競馬場で開催されるGⅠは年間2レースのみになっています。



その内の一つが高松宮記念で、以前は高松宮杯という名前で、GⅠレースでは
ありませんでしたが、国際レースの中での短距離レースの位置付けが変わって
中長距離レースの勝者だけが強い馬という見方から、短距離レースに強い馬も
重要視されるようになってきたことから、番組の中に春の短距離GⅠレースも
加えようという動きがあり、元々、中京競馬場で開催されていた、高松宮杯が
GⅠレースに格上げされたことで中京競馬場でGⅠレースが開催されるように
なったわけです。(もう一つは12月のチャンピオンズカップ)


今年の高松宮記念は、去年2着だったレシステンシアが1番人気でした。
去年のスプリンターズステークスでも2着、香港に遠征した香港スプリントも
2着ということで、勝ってはいませんが安定した成績ということと、昨年末に
有馬記念を勝ったエフフォーリアの主戦騎手で若手のトップジョッキーである
横山武史が騎乗ということでも人気を集めたかと思います。

2番人気は前走のシルクロードステークスで1着になり、ヤバいじゃじゃ馬から
変身したメイケイエール、シルクロードステークスでの1着をエスコートした
池添謙一騎手への信頼もあっての2番人気だったかと思います。

レース結果は、8番人気のナランフレグが優勝しました。
父馬のゴールドアリュールは、JRAと地方競馬のダートGⅠを4勝したダート
に強い競走馬で、ディープインパクト、スペシャルウィーク、ダイワメジャー
ステイゴールド、ハーツクライ、フジキセキなど、多くの優秀な血統を残した
サンデーサイレンスの直仔でした。

残念ながら、ゴールドアリュールは2017年に心臓の病気で他界していますが
その血統を引き継ぐという意味で、ナランフレグが優勝したことを喜んだ人は
少なくないでしょうし、ゴールドアリュールも天国で喜んでいるでしょう。



また、騎乗した丸田恭介騎手は2007年のデビュー以来、初めてのGⅠ勝利と
いうことになりますから、騎手人生の中で決して忘れることのない勝利になる
でしょうし、ナランフレグという馬のことも忘れることは無いでしょうね。
というのは、あくまでも客観的な見方なので、実際にどう考えているかまでは
わからないのが実際のところなんですが、そう思っておくことにします。

最後にメイケイエール。
優勝は出来ませんでしたが、5着に入線して掲示板にのりました。
GⅠにはちょっと足りないけど、GⅡ、GⅢなら勝てる感じかなと思います。
5月15日のヴイクトリアマイル【GⅠ:1,600m】は、ちょっと荷が重い感じ
なので、5月14日の京王杯スプリングカップ【1,400m】ぐらいに参戦かな。


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