2022年・F1-GP第1戦 バーレーンGP 決勝 [モータースポーツ]
はフェラーリのシャルル・ルクレールでした。
2位にもフェラーリのカルロス・サインツが入って、フェラーリの1‐2です。
フェラーリは前評判通り、エンジン、シャシー共にトラブルなく周回を重ねて
もう一人の優勝候補であるマックス・フェルスタッペンと激しくバトルを続け
観ている方としては盛り上がりましたが、実際にドライブしている二人は相当
疲れたのではないでしょうか。
最終周まで、そんな感じで盛り上がれば良かったのですが、レッドブルの二人
(マックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレス)の車にそれぞれに異変が
起こり、ブレーキのオーバーヒート(これは、マクラーレンも悩まされている
要因の一つですね)、ステアリングの不調、燃料システムの異常が、レースの
進行と共に積み重なるように発生し、マックス・フェルスタッペンとセルジオ
・ペレスがリタイア、さらにピエール・ガスリーもエンジンからの出火という
異常事態によりリタイアしました。
去年よりもコンパクトにすることを目指したホンダエンジンが問題の発生源で
あるという指摘はありませんが、今回のレースでリタイアしたのがホンダ製の
エンジンを搭載したマシンばかりというのが、ちょっと心配です。
そうは言っても、アルファタウリの角田裕毅は14番手スタートから8位入賞と
挽回していますからね、エンジンに問題があるわけではなく、その他の要因が
複合的に重なった結果として偶然、ホンダエンジン(表示上では、レッドブル
パワートレインズ)のマシンだけがリタイアしたということになります。
3位以下は、フリー走行の時から弱気な発言が続いていたルイス・ハミルトン
と、ジョージ・ラッセルのメルセデスコンビが3‐4位に続き、5位にはハースの
ケビン・マグヌッセンが入賞し、去年のハースとは違うことを見せました。
フェラーリのカスタマーチームでは、アルファロメオのバルテリ・ボッタスが
6位、中国籍のドライバーとしては初めて周冠宇が10位に入賞した他、11位と
入賞こそ出来ませんでしたが、ミック・シューマッハも11位に入りましたから
今年のエンジンでは、フェラーリが最強とされている見方は正しいようです。
と、フェラーリの復活を喜んでばかりもいられませんので、リタイアの原因を
早期に見つけ出し、来週のサウジアラビア、4月10日のオーストラリアGPでは
マックス・フェルスタッペン、セルジオ・ペレス、ピエール・ガスリーが優勝
に向けて全開走行できる体制を整えて欲しいです。
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