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豚の心臓を移植した男性が死亡 [健康・医療]

今年1月に、アメリカ・メリーランド州で、遺伝子改変ブタ(抗体関連型拒絶
反応に関係する遺伝子を取り除き、ヒトよりも大きくなるブタの心臓の成長を
防ぐための遺伝子も取り除いた上で、ヒトの免疫を受容する遺伝子を挿入して
ヒトの臓器移植用に育成されたブタ)の心臓を使用して、ヒトへの移植を行い
術後は手術は成功したと発表されました。



ブタの心臓を移植しなけれはならなかった理由はなんだったのでしょう。
手術を受けた男性は、去年の10月に不整脈でメリーランド大学医療センターに
入院し、新型コロナ感染症の治療で存在を知られるようになったECMOの装着
によって生命を維持していました。


ECMOは体外式膜型人工肺のことで、ヒトの肺がするべき仕事である、酸素と
二酸化炭素の交換を人工的に行う装置のことで、膜型人工肺と体内から血液を
取り出して、人工肺に送り込む心臓の役割をするポンプの総称がECMOです。



血栓のリスクや感染のリスクがあるため、使用期間は可能な限り短い方が良い
わけですが、逆の見方をすれば心臓と肺の機能が低下しすぎていて、人工的に
ガス交換(酸素と二酸化炭素の交換)をしなければならない状態なので、装置
を外せば死亡することになりますので、使用限界になる数週間以内に、心臓や
肺の治療をしなければなりません。時間的制約が大きいです。

そのような生命維持装置を付けた状態の患者さんでしたが、もっとも臨床例の
ある心臓移植をするには不適格という診断が下され、不整脈の病態により人工
心臓ポンプを装着することも出来なかったため、FDA=アメリカ食品医薬品局
の緊急使用許可を申請して、ブタの心臓を移植する手術が行われました。

手術をしたのが1月7日ですから、約二か月の間には拒絶反応が出ることも無く
順調に回復に向かっていて、体を動かして体力を回復させるリハビリも始めて
「家に帰りたい」と言っていたようですが、数日前から容態が急変して、死亡
する数時間は緩和ケアを受けて家族と話をして亡くなったようです。

死因はまだ特定されていないため、ブタの心臓を移植したことが問題だったか
血栓など、心臓手術をした人に稀に発生する、リスク因子によるものなのかは
わかりませんが、手術を受けた患者はある種の実験的な意味合いであることを
理解した上で手術を受けているので、二カ月間だけでしたが命が伸びたことで
家族の人たちと今後の話は出来たのではないでしょうか。

アメリカでは10万人以上が心臓移植の順番待ちをしている状況で、臓器提供が
間に合わなくて亡くなる人が年間で6,000人以上になっています。
そういう現実に対処するために、ブタの心臓を移植する手術はこれからもっと
多くの人が受けることになり、日本からもアメリカに行く人が出てくることに
なるような気がしますが、日本人はアメリカ人とは感覚が違うで、ブタの心臓
を移植するぐらいなら死んだほうが良いと考える人が多いかな。

日本では札幌医科大学の和田寿郎という心臓外科医が、日本で最初の心臓移植
を1968年に実施していますが、提供者の脳死確認の記録がなく、心臓移植手術
に関わった医師以外は、溺死とされる提供者の組成の様子を見ていないという
杜撰な状況で心臓が摘出され、提供を受けた側の患者も心臓移植の必要のない
病気だったにも関わらず移植手術を受けさせられ(移植時に摘出された心臓は
数か月間、行方不明になり病理解剖医の検証を受けることが出来ませんでした
が、見つかった時にはバラバラに解体され、移植の理由になっていた大動脈弁
が外されていたなどの事例が散見され証拠隠しの疑いが強いことから、実際は
手術をする必要はなかったと考えられています)移植後、約三か月で死亡する
という結果になっていて、人体実験の意味合いが強かったとされています。

日本で最初の、疑惑にまみれた心臓移植を行ったが故に心臓移植手術はタブー
となり、その後の日本の心臓移植の遅れに繋がったわけで、日本の名医という
称号が欲しい名誉欲なのか、心理状態まではわかりませんが、和田寿郎教授の
蛮行によって日本の心臓外科はアメリカなどよりも遅れたと見られています。

これから医療技術が大きく進んだら「銀河鉄道999」のように、金持ちは永遠
の生き永らえる機械の体を手に入れるかも知れませんね。


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