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ニキータ・マゼピンが契約解除 [モータースポーツ]

ウクライナに侵攻したロシアに対する経済制裁とロシアのアスリートに対する
出場制限は当然、世界を転戦するF1レースにも影響を及ぼし、ハースF1チーム
はニキータ・マゼピンの父親が経営するウラルカリとのスポンサー契約を解除
したことを発表すると共に、ドライバーのニキータ・マゼピンとの契約も同時
に解除されたことが発表されました。

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ロシア企業がスポンサーであることは、ロシアの経済活動であるわけですから
それが解除されるのは致し方なしですが、ロシア国籍のドライバーも契約解除
になるのは不公平だという声があるのも確かなことではあります。


ただ、FIAもロシア人が好戦的で世界を相手に戦いを挑んでいるという認識は
なくて、ロシア国旗ではなくFIAの旗を掲げて戦うのであれば、それを容認し
レースへの出走を認めるという発表はされていますからね、マゼピンを残すと
いう手もあったと思いますが、ハースF1チームは躊躇することなくバッサリと
ニキータ・マゼピンを斬り捨てました。

実際のところ、メインスポンサーがマゼピンの父親であったことがマゼピンが
ハースF1と契約できた理由とされています。

基本的な能力は、ミック・シューマッハの方が上と評価されている上に、態度
マナーの悪さが問題視されることも度々あり、去年は開幕前に友人の車の中で
女性の胸を触ろうとする動画を撮影したことで、デビュー前から契約の見直し
を要求するF1ファンからのバッシングにも晒されていました。



ベテランドライバーから毎レースぐらいの割合で、苦言を呈される場面もあり
普通のルーキードライバーだったら去年の年末で解雇だったかもしれません。
それでも残れたのは、メインスポンサーのウラルカリ(肥料の生産会社です)
の関係(父親の威光)だったことが、今回の一件で証明されました。

ハースF1チームは、メインスポンサーとドライバーを探す必要が出てきました
が、ドライバーの点ではリザーブドライバーのピエトロ・フィッティパルディ
やアントニオ・ジョヴィナッツィなどの名前が挙がっていて、全てのチームで
20人しか枠の無い狭き門のドライバーについては、高額の報酬がなくても契約
を希望するドライバーはいるかも知れません。

が、スポンサーはチームの活躍がなければ目立たないわけで、去年のレベルの
成績のチームのために数十億円のスポンサー契約を結ぶ企業があるかと言えば
それはかなり難しい気がするので、場合によっては本格的にF1進出を検討する
アンドレッティ・オートスポーツにチームを売却することになるかも知れない
というように見ています。資金力の面でも可能性は高いんじゃないかな。


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