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バレンタインデーのチョコレート [イベント]

来週は、メリーチョコレートが日本で広めた「聖・バレンタインデー」という
ことで、チョコレート業界にとっては年間売上の半分以上を稼ぎ出す一番重要
なビジネスチャンスという時期になります。



バレンタインデーだからといって、良い思い出があるわけではない男性の方も
書いている本人も含めて、少なくはないと思いますが、それでも、世の中には
忘れられない思い出がある人もいるわけで、素直に羨ましい話ですね。


そんな話はともかくとして、チョコレート=デブの素と考えられることが多い
わけですが、実際のところはカカオ豆に原因があるわけではなく、添加されて
いる砂糖や乳脂肪などが肥満の要因なので、カカオ純度の高いチョコレートは
健康食品としての効果が高いという分析がなされています。

chocolate_Valentine.jpg

年々価格が高騰してチョコレート業界の命運を握っているカカオ豆には一時期
とても話題になっていたポリフェノールが多く含まれていて、俗に生活習慣病
と呼ばれている動脈硬化や癌などに対抗する効果があるとされていることから
世界的な需要増ということになり、価格が高止まりしているのです。

でも、カカオ豆こそがチョコレートの主原料ですから、カカオ豆がなかったら
チョコレート自体を製造することが出来ません。
なので、チョコレートの需要は伸びて欲しい、でもカカオ豆の価格上昇は困る
ということで、容易にコントロールできない課題と向き合っているのが現在の
チョコレート業界ということになります。

カカオ豆が人気商品になっている大きな要因であるポリフェノール。
このポリフェノールが含有されていることで、なぜ効果があるのかという理由
ですが、ポリフェノールが体内へと取り込まれることにより細胞レベルで発生
する活性酸素の生成を抑える作用があらわれ、細胞自体の老化を抑止すると共
に、細胞の変異(傷ついた状態での成長)を抑え悪性新生物(癌細胞)の発生
や増殖も抑えることが可能という検証が行われ、いわゆる老化の防止や重大な
病気の予防に効果があることが示されているために、巷に多く溢れる怪しげな
健康食品のような「感情」に訴える健康食品ではなく、科学的に解明が進んで
いることから一時的な人気では終わらないわけです。

糖分の多いミルクチョコレートはともかくとして、カカオ成分の割合を高めて
糖分を少なめにしている商品の場合は、体の細胞を元気にさせる効果があると
考えて問題はないと思います。

尚、カカオ豆自体が多くの食物繊維を含んでいる上、メラノイジンやリグニン
などのコレステロールを下げる効果がある物質や、興奮した状態を落ち着ける
(精神安定)効果があるフェニレチルアミンなども含まれているため「ココア
を飲むと心が落ち着く」「安心感を得られる」とされているのも、根拠のない
伝聞ではなく、科学的に説明が付く話です。

そのようなわけで、お腹の膨らみが気になるお父さんにも、年に一度の健康を
送るイベントとして糖分控えめのチョコレートを贈ってあげて下さい。

Chocolate-Sauce_berry.jpg

尚、普通のチョコレートよりも、ホワイトチョコレートの方が甘みが強いので
より糖分が多い肥満の元凶のように思われていますが、ホワイトチョコレート
は苦味を感じ、チョコレートの色の元となっている「カカオマス」が含まれて
いないので、少量の糖分で甘いチョコレートを作れます。

ですから、意外にも苦味の強いタイプよりも、砂糖の使用量は少なめです。
またホワイトチョコレートは、純粋なカカオバターで作らないと白くきれいな
チョコレートにはなりませんので、いろいろな素材を混ぜ込んでボリュームを
増やすことが出来ません。

もしも、ホワイトチョコレートを受け取った場合には、より純粋な愛の気持ち
を伝えたいというメッセージかも知れません。保証は出来ませんけどね。


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