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福永祐一騎手が負傷から復帰 [競馬]

昨年の12月12日、香港のシャティン競馬場で開催された国際GⅠレースである
香港スプリント(芝1,200m)で、ピクシーナイトに騎乗した福永祐一騎手が
前を走っていた、アメージングスターとラッキーパッチの事故に巻き込まれて
落馬、福永祐一騎手は投げ出されて左鎖骨骨折と診断され、ピクシーナイトは
左前脚の剥離骨折で、それぞれに手術を受けました。



福永祐一騎手は約一か月の療養で回復し、約2カ月ぶりに中京競馬場で復帰し
12レースのうちの6レースに騎乗、メインレースのアルデバランステークスで
1番人気のスマッシングハーツに騎乗して復帰後初勝利を挙げました。


一緒に香港で怪我をしたピクシーナイトは現時点ではまだ復帰していませんが
短距離GⅠレースのスプリンターズステークスで勝っていることと、モーリス
(その父のスクリーンヒーロー、祖父のグラスワンダーの血統を受け継いだ
名馬の血統)の血統を繋ぐ種牡馬として活躍の場はあると思いますので、無理
をして復帰して大怪我をして予後不良なんてことにならないように、オーナー
も調教師も慎重に状態を見ているのでしょう。

ということで、騎乗していた馬も無事で良かったんですが、多重事故の発端に
なったアメージングスター(最初にこの馬が前脚に突然怪我をして、自分自身
を支えきれずに転倒しました)と、その後ろを走っていてアメージングスター
に躓いて転倒したナブーアタックは脚の骨折の程度が酷く、予後不良(治療を
しても命を救うことは難しい重傷)と診断され、安楽死処置がとられました。

福永騎手は頭と胸からターフに叩きつけられるように落馬した上、落馬直後は
全く動かなかったため、命の危険も心配されましたが、救護員が駆け付けた時
には意識がしっかりしていたので、まずは一安心という状況でした。

ジョッキーは騎乗が上手いとか下手とかに関わらず、騎乗している馬の体調が
急変するなどのアクシデントで落馬して怪我をすることがあるので、安全面で
言えば、リスクの高いアスリートだと言えるでしょうね。

福永騎手もデビュー以来、複数回の重大な落馬事故によって、腎臓摘出、骨折
脱臼、靭帯断裂などの大怪我を何度もしていますので、落馬事故と聞くと他人
なんですが、他人事とは思えないぐらい心配なので、事故には充分に注意して
なるべく長く騎手を続けて欲しいです。

父親(武豊騎手の父、武邦彦元騎手は「名人」、福永祐一騎手の父、福永洋一
元騎手は「天才」と呼ばれていました。)がライバル関係にあったこともあり
武豊騎手と福永祐一騎手の関係も、そのような見方をされることが多いように
思いますが、二人の間には8歳の年の差があり、武豊騎手が先輩で、福永祐一
騎手が後輩として学ぶ立場であることは絶体に変わらないでしょうね。


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