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メイケイエールが重賞4勝目 [競馬]

昨年、武豊騎手が久し振りに桜花賞【GⅠ】を勝つかも知れないと期待されて
いた3歳牝馬メイケイエール。実際にはチューリップ賞で優勝して、桜花賞の
優先出走権を獲ったものの武豊騎手が、その後のレースで落馬負傷したために
横山典弘騎手が手綱を取りましたが、デビュー二戦目から主戦騎手として手綱
を取ってきた武豊騎手でも手を焼くヤンチャ娘だったため、桜花賞ではレース
開始直後からじゃじゃ馬振りを発揮して18頭出走の18着になりました。



休養と再調教を挟んで、8月にはキーンランドカップに武豊騎手で出走はした
ものの1番人気で7着(16頭立て)と気性難が解消されなかったため次走では
武豊騎手から池添謙一騎手に変わって、スプリンターズステークス【GⅠ】に
挑戦して4着に終わりました。(16頭立ての7番人気でした)




父はディープインパクト産駒のミッキーアイル、生産牧場はノーザンファーム
と血統的な背景も優秀で、出身地は名門牧場、さらには競争能力は多くの人が
認める高さということから、精神面で幼さが残る3歳での出走は回避し、牧場
で充分に休養と基礎訓練を積み重ねて、4歳の初戦が今回のレースでした。

ヤンチャ娘ではなく性格が生真面目過ぎて、レースに出走すると先頭に立って
最後まで譲ることなく一着を目指して走ってしまうようだ、ということがこの
休養中の調教で理解され、調教で生真面目な性格を修正して、矯正用の馬具も
工夫してのシルクロードステークスへの出走でした。

今回のレースも武豊騎手ではなく池添謙一騎手が手綱を取りましたが、昨年の
とにかく前に出て、先頭に立たなければという気性がコントロールされて我慢
を覚えたのが大きく、騎手と呼吸を合わせて重賞4勝目を達成しました。



中京競馬場での短距離重賞【GⅢ】に勝ったので、次の目標は3月27日に中京
競馬場で開催される高松宮記念【GⅠ 1200m】ということになります。
GⅠでは再度、武豊騎手に戻るのか、池添謙一騎手のままで行くのか、調教師
が武豊騎手の従兄弟の武英智師なので、難しいところかと思いますが復活まで
の努力もあったと思うので、池添謙一騎手で行くでしょうね。


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