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エミレーツの万博キャンペーン [飛行機・鉄道・自動車]

アラブ諸国の中で、個人的な見方としてもっとも西欧化が進んでいると感じる
国はアラブ首長国連邦(UAE)なんですが、多分、サウジアラビアやオマーン
イラク、イランなどと比べて、女性は顔を隠せと言われるわけでもなく、商業
主義の象徴とも言えるF1をアブダビで開催し、世界最高レベルの賞金がかかる
ドバイワールドカップ(競馬)を開催している点でも、イスラム教を国の基本
とする国の中では自由な部分が多い国だと思う人も多いと思います。



オイルマネーだけでなくアラブ諸国の金融の中心として外資の導入も受け入れ
経済的にも発展して、世界最高峰となる高層ビル「ブルジュ・ハリファ」でも
有名な国で、観光地としても魅力的(現在はコロナ禍で海外渡航がビジネスに
限定されているので観光客は動けない現状はあります)です。


アブダビには、フェラーリの瞬発力を体験できるジェットコースターに乗れる
フェラーリ・ワールドもありますし、煌びやかな高層ビルが立ち並んだ現代の
アラビアン・ナイトを体験できる国で、いつかは行ってみたいと思います。



そんなUAEのナショナルフラッグキャリアはエミレーツ航空。
世界最大の旅客機である、エアバスA380型機を115機保有しているなど、世界
の航空業界の中でも、トップレベルの資金力がある会社です。

乗客を数百人レベルで乗せることの出来る航空機は、サウジアラビアに巡礼に
行く人が移動する時期に必要な機材ということで、エミレーツ航空のレベルに
及びませんが、アラブ諸国の航空会社はどこもA380型機を保有しています。


これは去年の8月のVersionのBehind Film

現在、ドバイでは万国博覧会が開催中で、本来ならば海外からの観光客も大挙
押し寄せて、UAEは大儲けのはずなんですが、先述したようにコロナ感染症の
ピークが見えない状況が続いて、なかなか集客は難しそうです。

というところで、エミレーツ航空が万博の集客推進キャンペーンとして昨年の
8月にブルジュ・ハリファの頂点で、客室乗務員がニッコリと微笑んでドバイ
でお待ちしています的な広告を作りましたが、その第二弾として女性の微笑み
のみならず、エミレーツの象徴的な機体であるA380型機がビルの頂点に立つ
女性の横を低速で飛ぶ広告が作られました。



以前に、この女性はエミレーツの客室乗務員の中から選ばれたという話だった
と記憶していますが、実際の女性は危険な撮影を引き受けるスタントウーマン
ということで、前回の撮影に引き続き今回も参加しています。



ハーネスで体が固定されているので死ぬことは無いと言われても、個人的には
絶体に同じことは出来ないな、と断言できるレベルの高さでニコニコしながら
フリップを掲げているというだけで、凄い人だなと思います。


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