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映画「大怪獣のあとしまつ」 [シネマクラブ]

2月4日から上映が予定されている怪獣映画「大怪獣のあとしまつ」
怪獣映画と言えば東宝の独壇場(昔は松竹のギララとか、日活のガッパなどの
不細工な怪獣が出る映画はありましたが、やっぱりね子供心にもショボい映画
だなと思いました)なわけですが、この作品は松竹と東映の共作です。



怪獣映画ではありますが、怪獣はさんざん好き放題に暴れた後で死にます。
暴れ回っていた怪獣があっけなく死んだことで、日本政府は怪獣に「希望」と
いう名前を付けて、一仕事終わった感を醸し出して今までの怪獣映画やドラマ
では終了したわけですが、この映画はここからが本番なわけです。


実際に起こる事例として海岸や港に鯨の死体が打ち上げられることがあります
が、鯨の死体が放置されていると腐敗によって体内にガスが溜まり始め、皮膚
が膨張に耐えられなくなると、腐敗したドロドロの内臓を周囲に吹き飛ばして
大爆発をすることになり、いわゆる阿鼻叫喚の地獄絵図です。



見た目も相当ですが、腐敗しているわけですから臭いも強烈で以前、膨張した
鯨を爆発前にガス抜きをしようとして、刃物で突いた瞬間に爆発して大惨事に
なった映像がニュースでも流れたことがありますが、怪獣が死んだ場合も同様
の腐敗が起こるという想定で、死体をどう処理するのかを描いた映画です。

子供の頃にウルトラマンを見ていて、スペシュウム光線や八つ裂き光輪で怪獣
を倒した後、三分間のタイムアップによりウルトラマンは帰ってしまいますが
後に残された怪獣の死体はどうなるんだ?という疑問はどなたも感じたのでは
ないかと思いますが、まさにその死体処理の映画なんで、CG技術ではアメリカ
や韓国に取り残された日本の特撮ですが、興味を引く映画だなと思いました。

映像技術はともかくとしてストーリー自体に興味を持ってみたいと思う映画が
久し振りに出てきたなという感じです。

ウルトラマンの中でもゴルドンが倒された時は体内から金(ゴルドンの主食は
金なので体内に金が溜まっていました)が取り出されて、怪獣の被害に遭った
地域の人たちのために使われたという説明がありましたし、吸血植物ケロニア
がウルトラマンの攻撃でバラバラに粉砕された時は「細かく砕くとよく燃える
と言って、近所の人たちが持ち帰りましたよ」と、アラシ隊員が説明していた
ので、植物なんだから早く燃やさないと、また増殖して暴れ出すんじゃないか
と心配してしまったぐらいでしたが、他の怪獣は説明はありませんでした。







ゴモラなんて尻尾がちぎれて、尻尾だけでも暴れ回っていたのに、あの尻尾は
結局どうなったんだろう?と気になっていましたが、その疑問に答えを出して
くれる映画が、この映画なのかなという感じで、観に行こうと思っています。



あまりにも適当な内容だったら、それはそれで感想を書くつもりですが、逆の
意味で期待を裏切る映画であることを少しだけ期待したいですね。


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青い森のヨッチン

産廃扱いにはならないんですね
by 青い森のヨッチン (2022-01-20 22:24) 

suzuran

青い森のヨッチンさん:
コメントありがとうございます。

子供の頃は産業廃棄物という言葉がなかったので、表現のしようがない
というのが実際のところでしたが、今の子だと産業廃棄物と言うのかな
と思いました。(生き物は産廃ではないと聞いたこともありますが)

実際に何十トンもあるような生物が死んだら、その場で解体すると膨大
な汚染物質(体液や汚物)が出るので周囲何キロから人を遠ざけたりと
多大な影響が出ることでしょうね。

そういう部分が映画の中にどれぐらい盛り込まれているかという部分に
興味があります。
by suzuran (2022-01-20 23:55) 

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