佐藤琢磨選手・13年目の挑戦 [モータースポーツ]
を離れることが発表された際、インディカーでの活動を継続する意向を表明し
まだまだ、やる気を見せていましたが、2022年を戦うチームは未定という話
だったので、少々心配していましたがデイル・コイン・レーシング・ウィズ
・リック・ウェア・レーシング(以後、デイル・コイン・レーシング)と契約
を交わしたことが発表されて一安心という感じです。
2020年にF1のハースとの契約が終了したロマン・グロージャンが、2021年の
シーズンからインディカーデビューをしたのが、デイル・コイン・レーシング
でしたが、僅か一年で。アンドレッティ・オートスポーツへと移籍したために
ドライバー枠が一つ余ったということもあるのかも知れません。
42歳でF1から引退したミカ・ハッキネンよりも年長の45歳という年齢ですが
外見もポジティブ思考も、実際の年齢よりもかなり若く見える佐藤琢磨選手は
カーナンバー「51」のマシンで、来年もインディカーに参戦します。
今までに196回のレースに出走し、表彰台へは14回登壇し、4回の一般レース
とインディ500を2回優勝していて、もちろん日本人では他にいません。
今年まで所属していた、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングでは
昨年はインディ500を勝ち、ポイントランキングでは7位になるなど過去最高の
結果を出しましたが、今年のインディ500では首位に立つことは出来ましたが
チームの戦略ミスにより、燃費を気遣いながらの走行になったため結果として
13位に終わってしまうという残念なことになりました。
また、8月のセントルイスでは優勝がほぼ見えていたにも関わらず、燃料不足
という痛恨のピット作業ミスによって、レース途中で給油が必要になったため
6位でのフィニッシュとなり、前年よりも順位を落としてポイントランキング
では11位に後退し、本当の理由は分かりませんがチームを離脱しました。
レースで勝てる機会を二回逃したことは、チームクルーに対する信頼の欠如に
直結することですので、佐藤選手自身は言及していませんが、優勝を目指して
走っている選手にとって、ピットクルーを信じられないというのは、レースを
全力で走れないことになるわけで、離脱の原因の一つではないでしょうか。
というようなことで、デイル・コイン・レーシングと契約して2022年シーズン
を戦うことが決定しましたが、実は複数のチームと交渉を進めていたという話
が今になって出てきましたが、インディ500を二勝しているドライバーは本人
にやる気がある限り、契約を希望するチームはあるんですね。
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