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暴れる中高年・卑劣なストレス発散 [日本社会の闇]

JR東日本など全国37の鉄道各社の駅員が、昨年1年間に乗客から暴力行為を
受けた被害件数は377件で、一昨年の581件よりは減っているもののコロナ禍
で輸送人員そのものが大幅に減っているので、暴力行為をしている人間自体は
そんなには減っていないということです。

train_hanzai.jpg
何年か前のポスターです

駅員に対する暴力は約58%が酒気帯びで、男性駅員だけでなく女性駅員に対し
暴言を吐くだけでなく、抱きつくといった痴漢行為をする男性も少なくはない
ということで、女性を標的にする卑劣な輩の多くは「自分は客だから」という
意味のない優越意識を持った40代以降のいわゆる「おっさん」が大半であると
いうことも情けない限りだと思います。


事件を起こす傾向としては酒に酔っている状況なので、夜間から深夜の時間帯
年齢層はどの年代でも大差ない感じですが、突発的、衝動的に暴力的になると
見られているのは若い世代で、中高年の場合は口論から次第に感情が高ぶって
最終的には激高して暴力に至るというパターンが多いようです。

調査の結果として深酒帯が多いということですから、そこまで絞り込めている
のであれば、夜間勤務の駅員にはスタンガンや催涙スプレーを会社から支給し
相手が怪我をしようが自分の身を守るのが第一にすれば良いと思います。

ホームで寝ている客を親切に起こしてベンチに寝かせた途端にひざ蹴りをされ
鼻骨骨折や歯が折れるなどの重傷を負う人もいるようですから、単にモラルの
低さやマナーがなってないという話ではありません。


本来ならば必要のない講習会です。

いくら乗客だろうが、酒を飲んで態度が大きくなっていたからという常套句の
言い訳など聞く必要はなく、従業員が怪我をしているのですから鉄道会社側は
刑事告訴、民事訴訟を起こすのは当然するべきことですし、暴行をした加害者
の会社名、氏名、顔写真を大判のポスターにして駅構内に張り出すべきです。

会社で嫌なことがあろうが、酒に酔って他人に暴力をふるってストレスを解消
するなんて、もっとも卑劣なことをしている卑怯者なのですから、社会的には
抹殺されてしまえば良いですし、そういうことをする人間が勤務先では模範的
な人である保証などなく、会社の中でもセクハラ・パワハラの常習者であると
するならば会社側も不良社員を辞めさせるチャンスです。

そう言えば、この年代のおっさんは日本航空が更生会社になった際にも、成田
から成田エクスプレスに乗車する客室乗務員の横に来て、ずーっと俺達の税金
で助けてやったのに特急電車に乗るのはけしからん、と文句を言い続けた挙句
電車の中でサービスすることをを要求しているのを見たという話を聞いたこと
がありますから、酔っていようが素面だろうが、やっていることは同じような
ことなので、ホテルや飲食店で意味不明のクレームを付けるのも、このような
鬱屈した中高年である可能性は高いと思います。

ダンディと呼ばれるような素敵な男性は、パンダやトキのように絶滅危惧種に
指定されるぐらい貴重な存在になってしまったのかも知れません。



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