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社台スタリオンステーション・2022年の種付け料 [競馬]

サンデーサイレンスを導入し、その血統を伝えるディープインパクトを繋養し
さらにその血脈を伝える種牡馬を保有する社台スタリオンステーションが来年
の交配時に必要となる種付け料を公式ホームページで発表しました。



競走馬の生産牧場の方にとっては所有する牝馬にどの系統の種牡馬の種付けを
するのかというのは重要な検討事項であり、来年の種付け後、再来年に仔馬が
生まれた時に、活躍している競走馬がどの種牡馬の子かということまで予測を
して仔馬が生まれれば、セレクトセールで1億円を超える価格が付く場合さえ
ありますから、種牡馬選びも慎重になるでしょうね。


サンデーサイレンスやディープインパクトはすでに他界しているので、絶対に
それらの種牡馬の仔は生まれませんから、現役時のGⅠ勝利数や脚の強さなど
慎重に検討の上で種牡馬を選ぶことになるのでしょう。

食肉用の牛の場合は、すでに死んでいる種牛の精子を冷凍保存して人工授精で
肉質の良い子牛を作り出すことが出来ますが、競走馬の場合は国際的なルール
で人工授精は禁止されていて、自然交配によって受精した仔馬のみが競走馬に
なることが出来ますので、現役種牡馬の交配成績や仔馬の活躍のレベルなどを
総合的に勘案して種付け料が決まります。



2022年の最高額の種牡馬はエピファネイアで、1,800万円
去年はデアリングタクトが牝馬三冠、今年はエフフォーリアが皐月賞と天皇賞
を勝っているので人気があるでしょうね。父はシンボリクリスエスです。



2位はロードカナロアで、1,500万円
香港スプリント(GⅠ)を2連覇、スプリンターズステークスなど国内のGⅠを
4勝している自身の成績と、アーモンドアイ、サートゥルナーリアなど直仔の
成績から見て希望者は多いでしょう。父はキングカメハメハです。



3位はダービー馬のキズナで1,200万円
エリザベス女王杯で勝ったアカイイト、凱旋門賞に挑戦したディープボンドの
父として今年は存在感のある種牡馬でした。父はディープインパクトです。

来年からデビューするクリソベリルは300万円ですが、既に枠が一杯
今年から種牡馬になっているサートゥルナーリアは700万円で既に満口です。
コントレイルはジャパンカップで引退して、来年から種牡馬デビューが確定に
なっていて、種付け料は1,200万円と発表されました。

競走馬の場合、セレクトセールで数億円の値が付いた仔でも、勝てない場合も
あれば、そんなに種付け料の高くない種牡馬の仔でも、GⅠに出てくる仔馬も
いますからね、血統の裏付けは保証ではないのが難しいところでしょう。

ミッキーアイル【250万円】やハービンジャー【400万円】、ルーラーシップ
【250万円】など、種付け料がそんなに高くない種牡馬の産駒は堅実に馬券に
絡んでいるような感じですが、母馬の血統もあるので、ダービースタリオンの
ようなわけには行かないでしょうね。


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