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アルファロメオのドライバーが交代 [モータースポーツ]

2022年に参戦を予定するF1チーム(10チーム・20人)の中で、最後の一人が
未確定だった、アルファロメオのドライバーが、アントニオ・ジョビナッツィ
からF1初の中国人ドライバーの周冠宇(チョウ・グアンユー)に変わることが
発表され、2022年のチーム体制が確定しました。



アルファロメオチームについては、現在インディカーシリーズに参戦している
アンドレッティ・オートスポーツがチームの買収を交渉中という話が出てから
ドライバーの名前が何人も出てきていましたが、最終的に買収を断念したため
28億円以上の持参金を用意できる周冠宇が最有力とされていました。




アントニオ・ジョビナッツィはメキシコGPでもブラジルGPでも隠すことなく
公然とチーム批判を続けていたため、チームとの信頼関係は崩壊されていると
見られていた上に、契約延長についてフェラーリからのバックアップも、期待
できないということで放出は確定的と見られていたので、結果としては大方の
予想通りということになります。

アントニオ・ジョビナッツィはスポンサー頼みのドライバー選択は間違いだと
不満を表明していますが、それを言い始めるとハースのニキータ・マゼピンや
アストンマーティンのランス・ストロールなどもスポンサーが付いているから
F1に出走できていると見られているので、言っていることは正論ですが、現在
のチーム事情から考えれば「紐付き」のドライバーが優先されるのは、致し方
なしなんだろうなと理解するしかないです。

ルイス・ハミルトンをはじめとして何人かのドライバーが、資金力のない人も
公平に参入できる体制にするべきだと言っていますが、3歳や4歳の幼児の頃に
カートレースに参戦可能な財力のある家を考えたら、絶対に一般の勤め人の家
では無理な話なので、F1ドライバーは一定以上の裕福な家庭の子供でなければ
参入不可能なのは現状では事実なので、どんな基準で才能ある若いドライバー
を発掘して育成していくかを決めることこそがレース業界の課題でしょうね。

という話はともかく、アントニオ・ジョビナッツィは放出されましたが、その
直後にはドラゴン・ペンスキーチームから、フォーミュラEに参戦することが
発表されているので、放出に対する不満を述べていた割には変わり身が速いと
いうか、実は水面下で交渉していたということなので、アルファロメオチーム
が一方的に投げ出したわけではない感じです。



アントニオ・ジョビナッツィの今年のドライバーズポイントは1ポイントのみ
ということで、マシンが非力とは言っても、キミ・ライコネンは10ポイント
を獲得していたわけですからね、Formula=Eから再挑戦した方が、今後には
繋がるんじゃないかと個人的には思います。


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青い森のヨッチン

ジョビが去ってイタリア人ドライバーがいなくなってしまうのは寂しいですね
チャイナマネーはかつてのジャパンマネー以上の資金をF1にもたらしそうですね
by 青い森のヨッチン (2021-11-18 17:51) 

suzuran

青い森のヨッチンさん:
コメントありがとうございます。

イタリアのチームはフェラーリ、アルファタウリと二つあるにも関わらず
ドライバーにはイタリア国籍の人が全くいないというのも不思議ですね。
もうすでに一つの国で全てを賄うことに意味が無いという見方もあるかと
思いますが、違う国籍のチームにもイタリア人が存在しないのはちょっと
寂しい感じがしますね。

F1の開催地として中国やアラブ諸国が台頭してきているのは、そこに
お金があるからという現実的な見方もあります。
数年内にはアラブ諸国からドライバーが出てくるかもしれません。

by suzuran (2021-11-18 20:40) 

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