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2021年・菊花賞 [競馬]

通常は京都競馬場で開催されているクラシック三冠の最後の一冠「菊花賞」が
今年は、京都競馬場の改修工事のために阪神競馬場開催になりました。



京都競馬場の3000メートルと阪神競馬場の3000メートルでは、レイアウトが
違うので京都で強い馬と阪神で強い馬を考慮する必要があると馬券予想の人は
解説しているみたいですが、菊花賞と同じく3000メートルを走るレースって
3歳馬は経験していないので、阪神大賞典とか天皇賞・春で出走している古馬
ならともかく、坂の上り方が京都と阪神では違うんだよと馬に説明したとして
何か馬なりの戦略があるのかな?とちょっと不思議な感じはします。


それはともかく今回のレースでは神戸新聞杯で優勝したステラヴェローチェを
中心に予想を組み立てれば馬券を的中させられるという話になっていたことで
神戸新聞杯で2着だったレッドジェネシスが1番人気に支持され、神戸新聞杯で
1着だったステラヴェローチェが2番人気、3番人気にセントライト記念で3着に
なったオーソクレースという順番で優勝争いになると見られていました。

GMOグループが1人当たりの出資金を抑えて、より多くの人が馬主になれると
いう趣旨で設立したDMMドリームクラブのディープモンスターは、武豊騎手を
鞍上に出走したものの、7番人気ということで、ちょっと人気薄な感じでした。
前走が日本ダービーで16着と惨敗しているので、それも仕方ないですけどね。

他に話題になったのは牝馬(距離の長い菊花賞に出てくる牝馬は滅多にいない
ので目立ちます)のディヴァインラヴですね。父馬はあのデアリングタクトや
皐月賞馬のエフフォーリアの父、エピファネイヤということから、6番人気と
それなりに期待されての出走でした。

結果は4番人気で皐月賞2着のタイトルホルダー(父:ドゥラメンテ)でした。
今年の夏に父ドゥラメンテが9歳で急逝したためタイトルホルダーが後を継ぐ
候補になったという感じです。



2着は3番人気のオーソクレース、3着に牝馬のディヴァインラヴということで
3連単馬券は79,560円になりました。



ディープモンスターは5着に入って、予想よりも上の順になりましたが前走で
負けてから五カ月ぶりのぶっつけ本番なので、それでも5着に入ったのは実力
なのか武豊騎手の手綱さばきだったのかはわかりませんが、GⅠから一つ下に
落としてGⅡとかGⅢのレースで、2000メートルから2400メートルぐらいの
レースだと勝てるんじゃないかなと個人的には見ています。

次にまたGⅠのジャパンカップで、古馬のトップレベルの馬と競い合うよりは
11月14日の福島記念GⅢ〔2000メートル〕や、12月4日のチャレンジカップ
GⅢ〔2000メートル〕の方が勝機がありそうな気がします。

武豊騎手は、菊花賞の前の阪神9Rで通算4300勝を達成していますが、今年は
まだ重賞を二つ(中山牝馬S・チューリップ賞)しか勝っていませんからね。
ディープモンスターで重賞を勝てたら良いなと、ちょっと期待しています。


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