2021年・凱旋門賞【国際GⅠ競争】 [競馬]
UAEのドバイで開催される、ドバイワールドカップ(7億5,600万円)よりも
少ないのですが、権威という意味では世界最高峰の競馬とされているのが毎年
10月にフランス・パリのロンシャン競馬場で開催されている凱旋門賞です。
過去に、日本国内で天皇賞や有馬記念などに勝った優駿も、挑戦していますが
持ち込み馬のエルコンドルパサー、ナカヤマフェスタ、オルフェーブルの二着
が最高順位で優勝馬はいません。
※ 近代日本競馬の結晶と謳われたディープインパクトは失格でした。【3着】
レース後の検査で禁止薬物が検出されたため失格になりました。
今年のレースは10月3日(日)ロンシャン競馬場で16時5分発走予定
日本時間では同日の23時5分に出走ということになります。
上位人気馬はチャンピオンステークス(アイルランド)で二着になった牝馬の
タルナワ・5歳、ダービー、キングジョージを連勝している牡馬のアダイヤー
・3歳、そしてオークス、アイルランドオークスを連勝したノーザンファーム
生産のディープインパクトの仔の牝馬のスノーフォール・3歳です。
スノーフォールは、楽勝すると見られていた先日のヴェルメイユ賞で、2着に
なったことで評価が下がり、1番人気から3番人気に下がりました。
日本からはディープボンドが、父キズナと祖父ディープインパクトに続いての
挑戦ということで、当初は41倍の人気薄でしたが、先日のフォワ賞に出走して
マイペースの逃げ切りという強い勝ち方をしたことが評価されて、人気が上昇
して21倍のオッズになっています。
もう一頭の現役の日本最強牝馬のクロノジェネシスは、まだ日本で調整中では
あるものの調子を上げているという情報が流れています。
こちらのオッズは13倍で、ディープボンドよりも勝ち目がありそうだと地元で
判断されているのでしょうね。
ちなみにオッズというのは、掛けの倍率のことで日本円で100円を賭けた場合
スノーフォールだと5.5倍なので550円、ディープボンドだと2,100円になって
払い戻しされるという意味ですが、これはあくまでも事前販売のオッズなので
当日の様子を見て馬券を買う人の移動があるので、あくまでも現時点での倍率
であって、前日予想、当日予想で変わっていきます。
日本の牧場で生産され、日本から広がっていきつつあるディープインパクトの
血統を伝えるスノーフォールに勝って欲しいのか、シンプルに馬券的な魅力で
クロノジェネシスに勝って欲しいのか、親子三代の挑戦になるディープボンド
にブラッドスポーツとしての魅力で勝って欲しいのか、という視点もあるかも
知れないし、日本の競走馬生産界、競馬サークル悲願である日本調教馬の優勝
が最優先、ディープインパクトの直仔のスノーフォールが優勝するのが二番目
という見方もあるかも知れませんが、個人的にはスノーフォールかな。
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