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パッキャオ引退・フィリピン大統領へ? [スポーツ]

プロボクシングで、元世界6階級制覇のチャンピオン、マニー・パッキャオが
WBA世界ウエルター級休養チャンピオンとして、同級スーパーチャンピオンの
ヨルデニス・ウガスとのタイトルマッチで、12ラウンド戦ったものの判定負け
となり、年齢的な部分も考慮して引退すると見られています。



試合では両目の周りに裂傷を負うほど相手のパンチを受けていて、左目の周囲
を5針、右目の周囲を3針縫合したということで、肉体的なダメージも大きいと
思いますし、試合中も2Rの途中から両足が痙攣して思うように動けなかった
ということで、42歳まで72戦62勝(39KO)の戦績に積み上げる勝ち数はもう
必要ないと思いますので、フィリピン国民のために、次のステップに移行する
時が来たということではないでしょうか。




上院議員として活動しているマニー・パッキャオが引退後には故国フィリピン
で大統領を目指すというのは、公式には表明されていませんが、フィリピンの
人の大半は理解していると思いますし、台風被害の現場まで直接足を運んだり
台風による被害者のためにボクシング興行の収益を寄付したりしていることで
フィリピン国民の中で、パッキャオ大統領誕生に期待する声は多いです。

現在の大統領であるドゥテルテ大統領の任期は来年の6月までで、フィリピン
は憲法の規定により再選禁止で1期6年ですから、ドゥテルテ大統領が退職後は
また多くの立候補者が出てくることと思いますが、現大統領の前のアキノ氏や
その前のアロヨ大統領が財閥出身で富裕層に支持されていたのに対し、現在の
ドゥテルテ大統領はミンダナオ島のダバオ市長だった頃の武勇伝(ギャングが
街を支配していたため、市長が自らギャングの本拠地に対して掃討作戦を展開
して、バズーカ砲を撃ち込んで治安を回復させた)などの強権的な政策により
治安の安定を優先する国民の支持を得ているだけに、ファイターであり戦士の
イメージを持つパッキャオは大統領選に勝利すると見られています。

実際に会ったことは無いので、フィリピン国内で話題になっているような貧困
家庭を訪問して生活支援をしているとか、住んでいるマンションの周辺住民を
援助しているというような話がどこまで事実なのかはわかりませんが、現地に
行くとパッキャオはアイドルであり、救世主的な存在になっています。

まだ、引退の可能性は60:40と答えていて、敗戦したことで、ボクシングから
即引退するということは考えていないみたいです。



以前、カウンターを被弾して失神KO負けをした時にも、限界説が出て引退が
取り沙汰されましたが、あの時はチャンピオンとして復活しました。
が、今回は年齢的な部分もありますし、12ラウンドをフルラウンドで戦う方が
KO負けよりもダメージは大きいと思うので、余力を残して引退して、大統領と
して貧困や格差、インフラ(マニラは下水設備が貧弱で市街地でも洪水が発生
するので都市整備は重要です)の整備に力を使った方が絶対に良いです。

近々、進退について正式な発表をするようですが、現役続行というのは100%
ないんじゃないのかなと思います。


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