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2021年・F1 第9戦 オーストリアGP フリー走行 [モータースポーツ]

今週末は二週連続になるオーストリア・レッドブルリンクでのレースです。
開幕前の計画では、新型コロナ感染症の状況によっては、という条件が付いて
レッドブルリンクでの二連戦が検討されていましたが、予想通りというか結局
中国やベトナムでのレースは不可能になり、予定されたサーキットでは順調に
レースが出来ない場合のプランBとして考えられていたレッドブルリンクでの
二連戦が計画通りに実施されることになったわけです。



同じコースを二週連続で周回するのは面白みに欠けるということで、右回りと
左回り(コースを逆走することになります)で、二回のレースをしてはどうか
という話も出ましたが、不慣れな逆走コースで不測の事態が起きてもマズいと
いうことで、結局は同じコースを同じように周回する二連戦になりました。


redbull_link_21.jpg

前回のレースでは、ルイス・ハミルトンに30秒以上の差をつけて完勝というか
楽勝というか、去年までのホンダエンジンでは、そこまでの余裕はなかったと
思いますが、今年のホンダF1は有終の美を飾るという思いが強いのか、かなり
アグレッシブなエンジンを開発し、なおかつ信頼性の向上にも力を入れていて
アゼルバイジャンでのマックス・フェルスタッペンのリアタイヤのバーストが
なければ、マックス・フェルスタッペンが四連勝しているところです。



前回の優勝ではチェッカーフラッグの直前で減速をして、レッドブルのチーム
クルーの前でエンジンパワーを急激に上げてタイヤから煙を上げてスタッフの
声援に応えるという行為をしたことが、危険行為に該当する規則違反だとして
FIAからお叱りを受けることになりましたが、後方との差もあったので問題に
する方がおかしいという話にはなっているみたいです。

それはともかくとして、鈴鹿サーキットで開催予定の日本グランプリが中止に
なるかも知れませんからね、それまでにポイントを稼いでドライバーとチーム
で年間総合優勝をして欲しいと思っています。

好位置からスタートした割には、リアタイヤにシャルル・ルクレールのマシン
のフロントウイングが接触したために、タイヤがパンクして直すことが難しい
状況になってリタイアしてしまったピエール・ガスリーも、新しいエンジンに
手応えを感じているみたいなので、今回のレースでもQ3まで進出して、ホンダ
エンジンの強さを見せて欲しいです。

フリー走行1回目の結果としては以下のようになっています。
1.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ) - 1分05秒143
2.シャルル・ルクレール(フェラーリ)        - 1分05秒409
3.カルロス・サインツ(フェラーリ)         - 1分05秒431
4.バルテリ・ボッタス(メルセデス)         - 1分05秒445
5.角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)        - 1分05秒474
6.キミ・ライコネン(アルファロメオ)        - 1分05秒586
7.ルイス・ハミルトン(メルセデス)         - 1分05秒709
8.セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)      - 1分05秒726
9.ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)   - 1分05秒726
10.ランド・ノリス(マクラーレン)          - 1分05秒880
11.エステバン・オコン(アルピーヌ)
12.ダニエル・リカルド(マクラーレン)
13.ランス・ストロール(アストンマーティン)
14.周冠宇(アルピーヌ)
15.セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)
16.カラム・アイロット(アルファロメオ)
17.ミック・シューマッハ(ハース)
18.ロイ・ニッサニー(ウィリアムズ)
19.ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)
20.ニキータ・マゼピン(ハース)

マックス・フェルスタッペンにとってはホームサーキットであり、特にFP1は
それぞれのチームは本気では走っていないので、トップタイムを出すのは当然
みたいな感じなので、特に現段階ではなにも言うことは無いです。

角田裕毅が5番手、セルジオ・ペレスが8番手、ピエール・ガスリーが9番手で
前回のレースのこともありますから、ホンダのドライバーは大きなトラブルが
無い限りは予選でQ3まで進めるものと思っています。

アルピーヌはフェルナンド・アロンソの代わりに周冠宇を出してきました。
2019年のルノー時代に、中国出身で初めてF1の開発ドライバーとして契約し
アルピーヌに変わった後も引き続き開発ドライバーを続けています。
今年のF2では現時点で総合ポイント1位ですから、このままシーズン終了まで
調子を維持できれば、来年はF1デビューかも知れません。


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青い森のヨッチン

決勝は雨の予想もあるのでタイヤ戦略が肝になりますかね?
最近のF1は昔の様にレース中にエンジンブローとかほとんどないですね

これは技術の進化の賜物なですかね?
DAZNでの観戦の2レース目になりますがやはりライブ観戦はいいですね
by 青い森のヨッチン (2021-07-03 08:42) 

suzuran

青い森のヨッチンさん:
コメントありがとうございます。。

今回のソフトタイヤは柔らかいC5コンパウンドということで、決勝でも
余程のここで一発!という場合しか使わない(使えない)長持ちしない
タイヤみたいなので、ミディアムとハードの使い分けで1ストップで終結
という形に持って行きたいと思いますが、雨が降ってレインタイヤに変更
するかどうかが微妙な感じなので、タイヤを効率よくマネジメントした
チームが勝てそうな感じはありますね。

去年はホンダもルノーもエンジントラブルがありましたが、今年は各社
エンジンの信頼性が高くて、エンジントラブルは出ていませんね。
二年前のホンダはグリッド降格前提でエンジン開発に取り組んでいたと
いうこともあり、余計にトラブルが目立ちませんね。

MGU-KとかMGU-Hのトラブルが多発していましたが、今年はそれが
ほとんどないので、ハイブリッドシステムの技術がブラッシュアップ
して完成形に近づいているということなのかも知れませんね。

有料のDAZNは良いでしょうね、Twitchはたまに切れるんですよ(笑)


by suzuran (2021-07-04 00:09) 

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