SSブログ

マルク・マルケスが復活優勝 [モータースポーツ]

昨年、レース中の事故で右腕を骨折した、MotoGPの帝王マルク・マルケスが
6月20日のドイツGP(2021年シーズンの第8戦)で優勝して、2019年最終戦
のバレンシアGP以来の復活をしました。



2013年から6回のMotoGPチャンピオンにとって、去年のスペインGPでの事故
は過去にない大きな怪我になり、事故直後は骨折箇所をチタンプレートで補強
して参戦すれば欠場を避けられるという話でしたが、実際にフリー走行に出走
したものの予選以降は欠場して怪我の治療に専念していました。




事故時の治療で入れたチタンプレートが、事故後のフリー走行などにより破損
して再手術になり、さらに骨折した部分が偽関節になったため、骨の結合状況
に障害が発生したため、さらに手術を行なったため復帰が遅れました。

今年の4月にポルトガルGPから復帰しましたが、右腕に負荷がかかると痛みが
出るなどして、絶好調時の走りには戻せなくて7位に終わりました。

次のスペインGPでは9位になり、フランスGPからカタルニアGPまでは3戦連続
で転倒するなど、なかなか本調子には戻りませんでしたが、カタルニアの次の
ドイツGPは左回りで、骨折した右腕の負担が軽減されるコースの上、MotoGP
に参戦するよりも前から、ドイツのザクセンリンクでは10連勝していることで
マルケス自身が、このコースでの復活を予感していたみたいです。

ドイツGPの決勝は5位からスタートして2周目にトップになり、そのまま最後
までレースをコントロールして優勝を決めました。



過去に6回も年間チャンピオンになっているので、もっと淡々と優勝の喜びを
表現するかと思いましたが、表彰台では涙で声を詰まらせていました。
骨折すると前と同じにならないことを実感できるのは、骨折経験がある人だけ
ということもあるかと思いますが、自分のイメージした姿で走れないストレス
はかなりあったかと思うので、そういう部分も含めて涙が出たのでしょうね。



残念なことにシーズンは中盤まで来ているので、これから優勝を重ねて逆転を
狙うというのは現実的には難しいかと思いますが、ポイントで年間優勝に挑む
ことは無理だとしても、マルケスはやっぱり速いというファンの評価と共感を
得るには遅いということはないですよね。

それとは別の残念なこととして、MotoGPの日本GPは中止が決まりました。
予定では10月3日に【ツインリンクもてぎ】で開催のはずでしたが、主催者の
モビリティランドから正式に発表がありました。

10月の開催予定が中止になったということで、同じ時期に開催予定のF1-GPの
日本GP(鈴鹿サーキット)の動向が気になりますが、現時点では開催の方向で
準備を進めているようです。オリンピックのように感染防止の対策も入国者の
チェックもグダグダでは難しいかも知れませんが、政治家と貴族が自分たちの
都合だけで推し進めているわけではないので、そこのところはしっかりと対応
してもらえるものだと思っています。


nice!(24)  コメント(2) 
共通テーマ:スポーツ

nice! 24

コメント 2

newton

マルク・マルケスは、まだ完全復活とはいかないでしょうが、HONDAにとっては明るい出来事ですね。
by newton (2021-06-25 15:25) 

suzuran

newtonさん:
コメントありがとうございます。

手術をした右手は、まだ完全に回復しているわけではないみたいですね。
左回りコースだと右手にかかる負荷が少ないから戦えるということは
右手に支えが必要な右回りコースだと、まだ思うように手が使えないと
いうことですから、今年の総合チャンピオンは難しそうです。

自分も骨折して、骨が結合するのに思った以上に時間がかかることを
実感したので、無理しないように来年以降に本格的なレースが出来る
ように怪我を治して欲しいです。

by suzuran (2021-06-26 01:27) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント






Copyright (c) 2013-2021 suzuran All right reserved