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木村拓哉の娘が主演デビュー [芸能]

木村拓哉と工藤静香の娘というだけで、個人的には「けっ!」という対象です
ので、初の映画出演で主演デビュー!すごいですねぇ~、ヒューヒューという
という話を書くわけもないので、もしも木村拓哉とか工藤静香とか、娘たちの
ファンを自称する人は読まないで下さい。



という前振りを書いて話を進めますと、芸能メディアの盛り上げにも関わらず
実際には特に注目されているわけでもなく、工藤静香のゴリ押しプロデュース
が成功したのかどうかは知りませんが、「犬鳴村」と「樹海村」というホラー
映画を作った清水崇監督の「村」シリーズの三作目で東映創立70周年記念企画
の一つとして企画されている「牛首村」に主演が決まったようですね。


抜擢なんて記事もありますが、抜擢という言葉を辞書で検索すると「多くの者
の間から、優れた力をもつと認め、他は差し置いて特に取り立てること」だと
書いてあるんですよね。

多くの者の間から、という点に絞れば木村拓哉と工藤静香の娘という「だけ」
の理由でオーディションがあったわけでもなく、自民党の菅政権のように内輪
の事情だけで決めたわけですし、映画に端役でさえ出たこともないのに優れた
力など認めようもなく、言葉の意味と合致しているのは「他は差し置いて特に
取り立てる」という部分なだけなので、抜擢とは言わんでしょう。

別の見方をすれば、演技の経験もないド素人娘を主役として出演させるなんて
そういう不透明なやり方に辟易としている一般の人からの批判の方がはるかに
強いと思うので「贔屓の引き倒し」ということになるのでは?と思います。


世界を股にかけて活躍するモデルの…勘弁してくれやという感じ

清水監督からのコメントは「ミステリアスな存在感と物怖じしない物腰、時折
垣間見える負けん気に大きな魅力を感じています」なんて内容ですが、過去に
なんの演技もしていないのに、どうしてミステリアスな存在感とか負けん気を
感じることが出来たのか?の方が大きなミステリーです。





「犬鳴村」が興収14億円、「樹海村」が興収6億円でヒット作品という表現を
されているのを見て、日本の映画産業は完全な斜陽産業だと思いました。
興収数十億を稼ぎ出しているのは、「鬼滅の刃」「シン・エヴァンゲリオン」
そして「名探偵コナン」などのアニメーションだけです。



要するに、ジャニーズ関係、EXILE関係に頼った実写映画の興収が標準になり
それと同等か超えればヒット作品という感じで、ハードルをトコトン低くして
ショボいセットと陳腐な内容、出演者だけは有名アイドル(ただし、ファン層
は限定的なので、ギャラは安め)という映画を量産してきた日本の実写映画は
5億円程度の製作費で10億円稼げば大成功というスケールの小さな国内限定の
マーケットで通用するガラパゴス化した映画が大半になってしまったので有名
タレントの素人娘を主役に持ってきても異常だと気付かなくなっているという
ことなのでしょう。(その感性の鈍さが現状を招いたとも言えそうですが)

日本にも、カンヌ映画祭などの海外の映画賞で評価された才能のある映画監督
は何人もいますが、社会問題や難易度の高いテーマは製作予算が付かないとか
有名タレントの息子や娘を出演させないとスポンサーが許可しないとかレベル
の低い理由でまともな映画は作られず、ド素人の演技とも言えない映画ゴッコ
に付き合わされれば、観客が減るのも致し方なしということで、日本の映画の
実写映画は相手にされなくなる日も近いでしょうね。

それの原因は動物と子供とアイドルを出しておけば良いと安直な考えのままで
全く進化することのなかった映画関係者の自業自得ということで、木村拓哉と
工藤静香の娘はロクでもない映画会社の息の根を止めるには最適な刺客になる
かも知れませんね。現状の映画会社の企画はそれだけダメなんですよ。


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