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飛行機の話 B-777 [飛行機・鉄道・自動車]

飛行機の話を何回かに分けて書いていましたが、3月初旬以来書いていないと
言うことに気が付いたので、自分で撮った写真も用意していたこともあり続き
を書くことにします。

JAL_B777.JPG

今回は日本のメジャー航空会社である全日空と日本航空の主力機であるB-777
と言いたいところですが、コロナ感染症の拡大により多くの人数を乗せられる
B-777-300は国内線では必要性が無くなってしまった上に、国際線についても
事実上、海外に行くことが出来ない状況になってしまっているので、大型機で
あるB-777から退役機が大量に出て、海外に転売されているのが現実です。

そんなわけで、B-777は現時点では主力機ではなくなってはいますが、B-747
が退役した後の屋台骨を支えていたのは間違いなく、この機種なのでB-777の
ことについて書いていくことにします。


B767とB777は、あまり飛行機に興味がない人には、その違いが分かりにくい
かも知れませんが正面から見て、新円に近いまん丸の機体がB-777です。
空気の流れを均一的に流すことが出来るので、燃焼効率や空気抵抗による速度
の低下などの影響を減らすことに貢献しているようです。

JAL_B777sky.jpg

他の特徴としては翼の下の主脚がB767は片側4輪であるのに対し、B777では
B767と比べて多くの乗客が搭乗するのと、ニューヨークなど10,000キロ以上
の長距離を飛ぶために最大離陸重量が重くなっているため、主脚に対する負担
を緩和するために片側6輪になっています。

中部国際空港からは長距離国際線がほとんどないということと、搭乗客数でも
羽田、成田発着路線のように多くないので、個人的には乗る機会はないと断言
してもいいぐらいで、あえてB-777に乗りたいがために羽田空港まで乗り継ぎ
で移動して沖縄に行った時に国内線に乗ったのと、同じく成田空港まで移動し
シンガポールに行った時に日本航空のB-777に乗りました。

JAL_B777sin.jpg

その他には香港からマニラまで、キャセイパシフィック航空のB-777に乗って
飛びましたが、この時の機体はシートが壊れていて、リクライニングレバーを
全く触れていないのに30度ぐらい倒れていて、機内食は食べ難いし、後ろの人
には気を遣うし、かなりトホホな空の旅でした。

CA(キャビンアテンダント)はシートがヘタっていることに気付いていたのか
離陸時も着陸時も全く注意は無く、逆に注意されたら抗議してやろうと思って
いたのに全く相手にされなくて、キャセイパシフィック航空は割と評価が高い
割にはダメじゃんというのが私の印象です。

そう言えば機種は違ってA-330でしたが、香港から中部国際空港に飛んだ時は
個人モニターどころか、機体全部のエンタメシステムが壊れていて、ゲームも
映画も見られないということがありました。

その時は団体旅行の妙齢のおばさま方がまとまって乗っていて、添乗員の方に
テレビが映らないという抗議を入れ代わり立ち代わりしていたので、モニター
が反応しないことよりも、同じ内容で何度もクレームをつけている人たちこそ
一番迷惑だなと思いながらも、ご婦人と面倒なことになるのも嫌なので黙って
寝たフリをしていましたが、今になって思うとキャセイパシフィックの機体は
乗る度になにかトラブルが発生しているような気がしないでもありません。

という話はともかくとして、日本航空の場合は国内線も国際線もB787とA350
への更新が促進され、全日空もB787への更新が進みました。
新しい機体に変わるのは良いと思いますが、中部国際空港発着便では元々から
対象外なので、前述したように特に変化はありません。

スリーセブンと呼ぶ人もいますが、航空会社の説明などを聴いていると大体は
トリプルセブンと呼ばれていて、別にこだわりを持たなくても良いコトのよう
に感じますが、飛行機の呼び方一つにも、こだわりを持っている人がいること
自体が、マニアックな世界だとも言えそうな感じがしないでもありません。


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