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新チャンピオンはノニト・ドネア [スポーツ]

【文中、敬称略】
ボクシングのWBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦がアメリカで行われ
一昨年、WBSS=ワールドボクシング・スーパーシリーズの決勝で、井上尚弥
に判定負けして以来、1年半ぶりにノニト・ドネアが復帰しました。



2019年の年間最高試合に選ばれたハイレベルな試合を戦ったことから、その後
試合をしていませんでしたが、WBCの世界ランキングではバンタム級の1位に
認定されていたため復帰戦はノンタイトル戦ではなく17戦無敗のチャンピオン
ノルディーヌ・ウバーリとのタイトルマッチになりました。


現在38歳ですから、WBSSの決勝戦の時は36歳でしたが、それでも当時26歳
の井上尚弥とは大きな年齢差があり、事前予想では10人中10人が五階級制覇
を達成した元世界チャンピオンであっても、モンスターと呼ばれる井上尚弥に
勝つことは無理、12回まで試合が続くことはないとされていましたが、実際に
試合が行われるとノニト・ドネアのダウンはあったものの、井上尚弥も初めて
右目の上をカットして流血し、試合の後には鼻骨と眼窩底骨折の診断を受ける
など、井上尚弥が判定勝ちはしたもののパンチの威力はかなりのものでした。



あの試合から一年半、当然年齢はさらに積み重ねられているわけですが、試合
が始まった最初のラウンドと第二ラウンドこそ、あまり手数も出さず、やはり
一年半のブランクと加齢の影響はあるみたいに見えましたが、第三ラウンドに
「フィリピンの閃光」と呼ばれている片りんを見せる連打により2回のダウン
を奪い、さらに第四ラウンドの開始早々に連打で攻めて、止めに左アッパーを
打ち込んで相手選手がダウンし、レフェリーが試合を止めて勝ちました。

基本的な予定では次の試合は、WBOのジョンリール・カシメロ(フィリピン)
対とWBA正規王者ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)戦の勝者とタイトルを
かけて戦うはずでなんですが、ノニト・ドネアは井上尚弥との再戦を希望する
とのことなので、また熱い戦いが観られそうです。


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