医療崩壊に突き進むオリンピック組織委員会の愚 [日本社会の闇]
従事者である看護師を500人、日本看護協会に確保するように依頼したことが
ニュースで報じられたことで問題視されています。
東京オリンピック組織委員会(以下、組織委員会)の考えでは期間中に必要と
弾き出した一万人の医療従事者のボランティア(ただでさえ過重労働で手当て
を加算されても退職する人が続出している現実を全く見ていないバカの発想で
あることは間違いない)が集まらないことを見越して、依頼という表現を使い
丸くしていますが事実上の徴集命令に等しいと思います。
国家の一大事である以上、看護師の組織から命令をしろという発想自体が既に
民主主義社会にそぐわない戦時中の亡霊並みの愚策ですが、その依頼主こそが
官僚出身の77歳の勘違い爺の武藤敏郎事務総長ですから、森喜朗と同様に発想
が大昔の役人根性丸出しのバカそのものです。
金の亡者の武藤敏郎
市井の高齢者の中にも元社長とか、元役員で世間の常識を知らない暴走老人が
いることは確かですが、普通に社会生活を営んできた高齢者の中には、そんな
バカな老人はあまりいません。
上級国民と呼ばれている飯塚幸三のように車で複数の人を轢き殺した殺人犯が
自分でブレーキとアクセルを踏み間違えながら、ブレーキを踏んでも加速した
と勘違いしていることにすら気付けていない正真正銘の暴走老人がいます。
高齢者も医師の忠告も聞かずに運転をして、運転中の電気信号の解析によって
アクセルを踏み続けていたことが立証されても、自分の非を認めないあたりに
元官僚の上から目線が体に染みついていると思われますが、武藤敏郎も同様に
自分がいかに常識外れのことを上から目線で喋ってるのかも理解していないと
いうことがあり得るのかも知れません。そうであれば即時解任レベルです。
看護師の活動場所として想定されているのは、競技会場、選手村の総合診療所
選手村分村、宿泊療養施設などで、観客の対応ではなく国内外の選手の感染症
(当然、新型コロナウイルスで、海外からの選手なので変異株の感染リスクも
伴います)対応が基本で、一人当たり原則五日間以上の勤務で、早朝・深夜も
含めた9時間程度のシフトを無償ボランティアでやらせようというのですから
ブラック企業どころではなく、狂人の発想です。
海外からの選手は隔離待機免除ですが、毎日PCR検査を受けるから大丈夫とか
言ってることが矛盾だらけで、科学的知見ではなく、感覚でしか動いていない
サメ並みの脳レベルですが、ここでおかしいのは国民に対しては、PCR検査の
実施を避けることばかりを考えて、自民党ネトサポ(アルバイトで雇った似非
保守のフリーターにSNSなどで自民党擁護コメントをさせている愚策)たちに
PCR検査実施を主張する医師などを批判しているくせに、オリンピック選手は
検査を受けさせて感染状況を把握するなんて言っていることで、日本国民への
対応はオリンピック関係者の二の次、三の次というのは明らかに異常です。
大会前の研修参加も無償で必須ということで、そんなことに自ら応募する人が
いるわけがありませんが、ナイチンゲール憲章がどうとか、国家イベントでの
要請を断るのは非国民だとか、時代錯誤のコメントをしている人間も存在して
いるようなので、日本政府として組織委員会を指導するべきでしょう。
さらにバカなことに組織委員会はアスリートを最優先で入院させるために都内
の病院10カ所と首都圏の病院20カ所に、指定病院を確保するつもりのようで
現時点で都内に約1,500人存在するホテルの宿泊療養者や、約1,600人の自宅
療養者、約1,000人の調整者(行き先が確定しないで自宅で待機している人)
などの一般国民よりもオリンピック選手を優先しようとしているわけで、都内
の人はもっと怒るべき案件だと思いますよ。
この国の国会議事堂は「漂流教室」のように議員全員を建物内に入れたままで
どこかにタイムワープして、国会議員全員を新たに決めるようにした方が良い
段階に来ていると思います。国民のことを真剣に考えない議員など不要です。
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