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老害の極み・横綱審議委員会 [相撲関連]

日本相撲協会が横綱鶴竜の引退と年寄「鶴竜」の襲名を発表しました。
2020年7月から腰痛などにより、休場が続いていることで横綱審議委員会から
注意(白鵬にも同様に)の決議が出て、引き際が悪いとか、横綱らしくないと
批判されながらも本人は現役続行の意欲を持って、体調の復調を待っていたと
されていますが、復帰するはずだった春場所前に左足太ももの負傷により休場
を発表後、さらに横綱審議委員会から批判されていました。

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白鵬も怪我の様子を見ながら出場しましたが、2日間で古傷の膝を痛めたため
途中休場していて、横綱が不在の興行(相撲協会の人間たちは相撲は国技とか
神事だと言っていますが、歴史上、相撲が国技として扱われたことなどはなく
入場料を徴収して力士に給与が支払われている以上、単純に興行でしかないと
思っています。)が盛り上がらないとか言われていますが、神事だと言うなら
別に盛り上がりなど関係なく粛々と進めれば良いのです。


本場所を休場するのは言語道断とか言うのなら、地方巡業とか神前相撲とかの
イベントを止めて年間6場所に集中し、その他の期間では体力・技能の向上と
怪我の治療、療養に集中できるようにすれば良いのに、地方の相撲ファンにも
生の相撲を見ていただきたいとか、これまた興行の一形態であるにも関わらず
地方の人へのサービスなんて表現できれいごとを言っていますが、健康的には
肥満体の不健康な状態で、十分な休養期間もなく巡業を続けるのですから怪我
を完治させるのは難しいのが実際のところでしょう。

国技だ神事だと大袈裟に持ち上げていますが、格闘技の一種であり品格だとか
神聖な土俵だとか特別扱いされるようなものでもないはずなのに、相撲好きな
老人たちを集めて、横綱審議委員会なんて無意味な趣味の会を作るものだから
勘違いした妄想老人たちが、自分たちの個人的願望を無節操に要求するために
再起を期して怪我を治そうとする横綱の心を折るわけですよ。

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今回の白鵬の途中休場発表の時にも、横綱審議委員の山内昌之が「横綱の番付
が下がらないのは長期休場や成績不振と関係なく、無期限に地位にとどまれる
ことを意味しない。(白鵬は)2日勝って休場したのだから、余力を持って今
場所中に進退を決してほしいというのが個人的な意見」なんて、個人的な感情
を目一杯盛り込んだ最低の妄言を垂れ流していますが、土俵の下で偉そうに腕
を組んで取り組みを見ている「だけ」の上級国民の相撲好き爺が、なにを根拠
に妄言を吐いているんだという話です。

ちなみに横綱審議委員のメンバーは以下のような構成です。
委員長 矢野弘典 中日本高速道路顧問 80歳
委員  勝野義孝 弁護士 72歳
委員  高村正彦 政治家 79歳
委員  杉田亮毅 元日本経済新聞社社長 83歳
委員  山内昌之 東京大学名誉教授 73歳
委員  都倉俊一 日本音楽著作権協会会長 72歳
委員  丹呉泰健 日本たばこ産業会長 70歳
委員  大島宇一郎 中日新聞社社長 56歳

ということで、日本政府が推奨する定年とされる65歳よりも若いのは一人だけ
残りは元官僚とか、政治家とか生臭い爺ばかりで、日本の欠陥組織の代名詞で
ある女性が1人もいないというガラパゴス組織のもっともたるものです。

単純に言えば、相撲の経験などは全くなく格闘家としての悩み、新弟子時代に
暴力を受けたとか、親方や女将さんに虐待されたとか、そんな経験も全くなく
横綱に文句を垂れる前に、相撲界として暴行問題などの反社会的行為を失くす
といった相撲界の根本的な後ろめたいことに真剣に取り組むべきでしょう。

相撲協会の経営面についてのアドバイスやコンプライアンスについての忠言や
実際に経営に関わる方が、この爺さんたちには向いていると思います。
逆に経営や法務、社会規範などは引退した相撲取りには難しいと思うので力士
の技術や健康面のアドバイスや経験者としての目線で、横綱昇格への審議とか
怪我をした時の復帰までの対応を元力士がするようにすれば良いと思います。

とにかく現在の横綱審議委員会は怪我から立ち直ることを目標としている力士
のやる気をそぎ、引退を早めるだけで全く必要のない組織になっています。
上から目線で偉そうな物言いは二階俊博と麻生太郎だけで辟易しています。
相撲取りに対して、もっと愛情をもって接することの出来るアドバイザー組織
の再編を日本相撲協会は早急に実施するべきです。


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