セックスダイエットは有効か？

日本の女優やモデルがプライベートな性の話をすることはあまりありませんが
アメリカやヨーロッパの女優やモデルは、プライベートを尊重するのと同時に
自分自身の生活信条や体調管理の内容について、プライバシーに関わることで
あっても自然体で話をする人が多いですよね。

日本で人気のモデルのミランダ・カーも、「セックスしないと体が緩む」など
自然体の発言が多く、その言葉を裏付けるかのように日本の女性向け雑誌でも
「セックスでダイエット」というテーマは繰り返し使われています。



では、セックスでダイエットというのは本当に可能なのかという話です。
結論を言うとカロリー計算をしてみたところでは、ほぼ無理だと思います。

例えば女性の場合として体重50kgの人が前戯から終わりまでに30分かかった
としても、全てのカロリー消費量は32.5kcalになります。
前戯から終わりまでの詳細については書きませんが、一般的な一連の動きでは
回転寿司のタコ１貫分＝37.4kcalよりも少ないカロリー消費です。

単にカロリーの消費量として考えた場合は、女性のセックスにおける運動量は
この程度のものなので、カロリー消費によって痩せるようなことはありません
が、体位によっては筋トレの効果はあります。



ただ、男性の場合は女性よりは能動的に動くので、もう少しカロリー消費量は
増加しまして約50kcal程度にはなりますが、これまた回転寿司のハマチ１貫分
の58.8kcalにも満たないわけで、やはりカロリー消費量という視点で見た場合
運動量自体はたいしたことはないというのが現実です。



そして筋トレという見方をした場合は、男性が上になる体位（一般的に正常位
と呼ばれる姿勢）でセックスをすると腕立て伏せの状態で自分の腕と膝（足）
で体重を支えながら、さらに女性の下半身の特定の位置に、自分自身の特定の
位置にあるお道具を挿入して、腰を振るという幾つかの運動を組み合わせると
いうことになるため、筋トレにはなります。



女性が二人で、男性のセックスの運動量を体験するという企画があり、片方の
女性が、もう一人の女性を相手に疑似セックスをして、動きを検証したところ
腕立て伏せのような状態で、下半身を密着させて腰を振りつつ、乳房を愛撫し
キスをするという動きは非常に重労働であることが分かったと女性のコメント
が書いてあり、さらに下半身に手を伸ばして、片手で体重を支えながら愛撫を
するのは不慣れな女性には難しく筋肉痛になったようです。



もちろん、女性でも自分で動くのが大好きという人もいるでしょうから、全て
の女性に当てはまるものではありませんが、多分、大半の女性が想像する以上
に男性の立場でのセックスは、挿入するのも動くのも腹筋や体力を使うもので
年齢と共に体力と筋力が落ちてくると難しいものになるわけですね。

運動量の割にはダイエット効果はありませんが、性的快感という部分は他では
体験できないものですからね、高齢になって筋力が落ちても止められない人は
止められないということになるわけです。

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