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F1-grand prix 2020・第15戦 バーレーンGP・決勝 [モータースポーツ]

今年のF1は、コビット19の影響によって年初の計画とは違うサーキットでの
レースが多くなったことも関係し、例年よりもアクシデントが多くなっている
ように感じますが、今回は通常のシーズンで使用されているサーキットである
にも関わらず、致命的な事態にならなかったのが幸運だったと思うような事故
が発生してしまいました。

レースがスタートしてすぐの一周目、ロマン・グロージャンがアルファタウリ
のダニール・クビアトの前を横切るように接触して、バリアに突っ込み炎上。



通常ならバリアに激突しても炎上するようなことはありませんが、激突した際
の角度が悪かったのか、マシンの剛性不足なのか、マシンが前後に分断されて
当然、ガソリンタンクも破壊されているので激突と同時に発火し、激しい炎が
上がりましたが、マシンが破壊されたことが運が良かったのか、マシンの中に
閉じ込められたり、激突の衝撃で意識を失うこともなく、マシンから脱出して
ロマン・グロージャンは両手の甲を火傷しただけで済みました。


一周目から大きな事故が起きたため、レースは中断され一時間後に再開された
もののランス・ストロールが、ダニール・クビアトと接触して横転というより
裏返しになりましたが、怪我はありませんでした。

この事故でランス・ストロールはリタイア、ダニール・クビアトは10秒間加算
のペナルティになりましたが、ぶつかりに行ったのはランス・ストロールだと
中継画像では見えたので、ペナルティの付け方に問題ありだと思います。

さらに、その後でセルジオ・ペレスが白煙を出して車を止めて、降車後に出火
するということになり、最近では珍しいことが続いたレースでした。

スタート直後の発火と言えば、ロニー・ピーターソンが亡くなったモンツァの
事故を思い出しますが、セルジオ・ペレスの車が燃えた時には消防士がコース
を横切るという危険な行動があって、それはトム・プライスが亡くなった事故
(燃えた車を消火しようとマーシャルが消火器を持ってコースに出て、そこに
走ってきたトム・プライスにマーシャルがはねられて即死、持っていた消火器
がトム・プライスの頭部を直撃して、トム・プライスも即死した事故)の記憶
が蘇りました。





レース結果は優勝はルイス・ハミルトン、2位にマックス・フェルスタッペン
3位にアレクサンダー・アルボンということで、ピエール・ガスリーも6位入賞
していますから、ホンダエンジンの成績は良かったと言えます。



アレクサンダー・アルボンはFP2で大きな事故を起こしましたが、予選で決勝
もきっちりと仕事をして結果に繋げましたが、砂で滑って事故を起こしたのが
運が悪かったのか、その後の挽回で運が良かったのかという見方が、来年以降
のシート確保に大きな影響がありそうなので、まだまだ安心はできません。



せっかく調子が上がってきて、2021年には今年以上の成績が見込めそうですし
ホンダの本業である市販車の製造販売でも黒字化を達成していて、コロナ禍の
渦中でありながらホンダはしっかりと経営が安定しているにも関わらず来年で
撤退するというホンダの考えは理解できないです。

来週、開催されるサヒールGPは同じバーレーンでのレースですが、バーレーン
GPのレイアウトではなく、オーバルコースに近いレイアウトのレースですから
インディ500で優勝しているホンダには、ちょっと有利かもね。


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