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MISIAさんが落馬して骨折 [アクシデント]

歌手のMISIAさんがTBSの番組「NEWS23」の取材中に落馬し、胸椎棘突起部
骨折で全治六週間の怪我をしたという報道が流れました。



歌手が胸を痛めるということは、歌を歌う時の息継ぎをする時に大きな負担が
かかることになりますから、後遺症も含めて心配な箇所を怪我したということ
になるかと思いますが、実際のところどうなんでしょうね。

胸椎棘突起部と表現されても、それは胸のことなの?でも胸なら肋骨だよねと
という感じで、どの部分を骨折したのかよく分からない人が多いと思います。


人間の大切な骨として背骨がありますが、背骨のことを脊柱と言います。
脊柱は頸椎、胸椎、腰椎、仙椎が繋がったもので、全体として脊椎を構成して
重い頭を支えて姿勢を保つためにも必要ですが、内部を脊髄が通っているので
神経の束が集まっているわけで、光ケーブルの中の光ファイバのような感じと
書いても意味不明かも知れませんが、とにかく背骨が折れたり傷ついたりする
というのは人間の機能に大きな問題を起こす危険性があります。

tsuikotsu.jpg

そこで棘突起ですが、背骨の外側(背中側)で首から腰までの背中をなぞると
出っ張っている部分があるじゃないですか、あれが棘突起です。

胸椎ですから胸の辺りの背中側の棘突起が折れたということになります。
交通事故などで折れることがありますが、棘突起だけが折れることはほとんど
なくて、椎骨の脱臼(強い表現を使うと背骨の骨折)と同時に起こる例が多い
とされていますが、唯一、落馬時に背中を打つと棘突起のみの骨折があるので
MISIAさんの場合は典型的な落馬事故ということになります。

但し、椎骨の脱臼があった場合には脊髄損傷に直結するので、頸椎で発生した
場合は首から下が、胸骨や腰椎の場合だと下半身が麻痺して半身不随の状態に
なる危険性があるので、歌手として歌うことも難しかったと思います。

棘突起の骨折であれば、約1か月から1か月半で完治して後遺症も残らない怪我
とされていますので、不幸中の幸いとも言えそうですが痛いですよね。

直近のコンサートは中止になり、紅白歌合戦には出場するとのことで問題なく
快方に向かえば一か月半後なので大丈夫だとは思います。

ただ、TBS側は取材クルーの動きや機材に馬が反応したと指摘されているにも
関わらず「当該の馬は調教されており、乗馬している人がコントロールできる
状態にあったとのことでした」とMISIAさんの自己責任的な言い訳をした上で
「取材クルーの動作や機材の存在が刺激を与えることになったのであれば、誠
に申し訳なく」という表現なので反省も謝罪の気持ちもなさそうですね。

やっぱり放送事故を起こす日本の放送局の体質って、そんなものなんですよね
TBSに限らず、フジテレビも出演者の事故が多いのですが、歌手など芸能人は
個人事業主ですからね、もっと気遣いが必要だと思います。

過去には松崎しげるさんも、モンゴルかどこかで撮影中に落馬して怪我をした
という記憶がありますし、故・クリストファー・リーブさん(スーパーマンを
演じていたハリウッド俳優)は映画撮影中の落馬事故で半身不随になって俳優
を引退していますから、脊髄損傷にまでならなくて本当に良かったです。



MISIAさんの怪我が早く治りますように、お祈りします。


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