F1-grand prix 2020・第14戦 トルコGP 予選結果 [モータースポーツ]
予選でサプライズが起きたので、予選結果から書いていきます。
決勝の結果については追記という形で、後からまとめるようにします。
ツルツルのスケートリンクのようだ、とアルファタウリのピエール・ガスリー
がコメントしていましたが、2011年以来のF1開催ということから意気込んで
大金をかけてコースの再舗装をしたのが裏目に出て、ドライバーのほぼ全員が
コースアウトをしたり、コース上でスピンをする状況が予選まで続きました。
FP3(フリー走行3回目)は雨が降って、ほとんど走ることのできないコースに
なってしまいメルセデスやウイリアムズはマシンをガレージに入れて様子見を
するような状態になり、ウェットタイヤを装着したマクラーレンとルノーでも
走行を見合わせるほどのコンディションで、10周以上走ったのはフェラーリの
セバスチャン・ベッテルと、アルファロメオのアントニオ・ジョビナッツィと
キミ・ライコネンの三人のみでした。
そんな少ない周回でトップタイムを出したのは、マックス・フェルスタッペン
でしたが、タイムは1分48秒485と前日のFP1よりも20秒遅いので、参考にも
ならないというのが実際のところでしょうね。
そして相変わらずの雨天で行われた予選結果は以下の通りです。
1.ランス・ストロール(レーシングポイント) - 1分47秒765
2.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ) - 1分48秒055
3.セルジオ・ペレス(レーシングポイント) - 1分49秒321
4.アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ) - 1分50秒448
5.ダニエル・リカルド(ルノー) - 1分51秒595
6.ルイス・ハミルトン(メルセデス) - 1分52秒560
7.エステバン・オコン(ルノー) - 1分52秒622
8.キミ・ライコネン(アルファロメオ) - 1分52秒745
9.バルテリ・ボッタス(メルセデス) - 1分53秒258
10.アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ) - 1分57秒226
ピエール・ガスリーとダニール・クビアトのアルファタウリ・ホンダの二人は
Q1でダニール・クビアトが、Q2でピエール・ガスリーが脱落しました。
レーシングポイントのランス・ストロールが初めてのポールポジションを獲得
あくまでも個人の予想ですが、二番手のマックス・フェルスタッペンが、早い
周回でランス・ストロールを抜いて、というかランス・ストロールは自滅する
と思うので、マックス・フェルスタッペンの優勝を阻みそうなのは、ルノーの
ダニエル・リカルドだというように見ています。
メルセデスは本来のコースなら強いけれど、イレギュラーなコースでは性能が
良すぎて空回り(スリップ)してしまうんじゃないのかな?ということで今回
ルイス・ハミルトンは6番手、バルテリ・ボッタスは9番手ですからね。
積雪のある道ではフェアレディZとか、スカイラインGTRはまともに走れない
のに対してマーチとか軽自動車の方が走りやすいのと同じような感じかな。
あくまでもノーマルタイヤでの話ですが、雪の積もった道路では太めのタイヤ
を履いた後輪駆動の車は、細めのタイヤを履いた前輪駆動には勝てませんから
当然、理由は違うと思いますがなんとなく普段速い車は遅い気がします。
以前、雪が降っている朝に前を走っていたフェアレディZが必死にカウンター
をあてて修正していましたが、努力は報われずゆっくりと田んぼに落ちて行く
様子を見たことがあるので、滑る道では高性能車は弱いと思ってしまいます。
あの比較的冷静なルイス・ハミルトンが、数百万ドルの大金をかけて無駄で糞
のようなサーキットにしなくても掃除だけすれば良かったんだと毒舌を吐いた
というのですから、相当お怒りのご様子です。
ピレリの担当者が再舗装の情報を聞いたのが遅かったので、固いコンパウンド
のタイヤを三種類持ち込んでいるという話なので、決勝でも雨が降るようなら
すでにワールドチャンピオンになっているルイス・ハミルトンは、早い段階で
リタイアを選ぶような気がします。
危険なレースを続けて車を壊したり怪我をしたら意味が無いですからね。
ということで、決勝結果は思いもしない人が優勝するかもしれません。
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