F1-grand prix 2021・暫定カレンダー発表

2020年のF1は、世界規模の新型コロナウイルスの感染拡大で開幕戦から中止
という過去にない波乱の幕開けとなり、初開催が予定されていたベトナムGPも
中止になり、鈴鹿サーキットで予定されていた日本GPも中止になりました。



ヨーロッパ中心の17戦に縮小された今年のF1サーカスは、現時点でメルセデス
がコンストラクターズチャンピオン（7連覇を達成）になり、ドライバーでも
ルイス・ハミルトンが7度目のワールドチャンピオンということで、事実上の
決着は付いている状況なので、移籍や開催地の話など来年のことが主な話題に
移りつつありますが、レッドブルのアレクサンダー・アルボンのように今後の
レース次第で現チームに残れるかどうかという崖っぷちの人にとっては最後の
レースまでが勝負という場合もありますね。

現役最強のルイス・ハミルトンは、メルセデスのチーム代表のトト・ウォルフ
がチームを去るかも知れないというニュースを念頭に、2020年限りでの引退
ということもあり得ることを示唆した発言をしていることから、来年のF1界の
新しい主役が登場するかも知れないということになっています。


アルファタウリ・ホンダからのデビューが予想されている角田裕毅

どんなハプニングがあるかわからないのが、コロナ禍のスポーツ界、芸能界と
いう感じではあるものの、来年にはコロナ禍が収束するという前提で組まれた
暫定カレンダーが発表されました。

今年と同じく開幕戦はオーストラリアで、ラストはアブダビとなっています。
念願のF1開催地として名乗りを上げていたベトナムでは、F1開催のキーマン
とされていたグエン・ダク・チュンが汚職で逮捕され、警察に連行されている
ということで、もっともイメージの悪い贈収賄に関与していた上に、F1誘致の
総責任者的な立場なので2021年は外されることになりました。

ベトナムでの開催として予定されていた第4戦の枠は今年の暫定グランプリの
代替開催地として採用されたイモラ、ムジェロ、イスタンブールなどの中から
選定されることになるようです。

2021年のF1 grand prix 暫定カレンダー
第1戦　3月21日　オーストラリア （メルボルン）
第2戦　3月28日　バーレーン （サヒール）
第3戦　4月11日　中国 （上海）
第4戦　4月28日　ベトナムが外され、確定まで空欄
第5戦　5月9日　スペイン （バルセロナ）
第6戦　5月23日　モナコ （モンテカルロ）
第7戦　6月6日　アゼルバイジャン （バクー）
第8戦　6月13日　カナダ （モントリオール）
第9戦　6月27日　フランス （ルキャステレ）
第10戦　7月4日　オーストリア （シュピールベルク）
第11戦　7月18日　イギリス （シルバーストン）
第12戦　8月1日　ハンガリー （ブダペスト）
第13戦　8月29日　ベルギー （スパ ・フランコルシャン）
第14戦　9月5日　オランダ （ザントフォールト）
第15戦　9月12日　イタリア （モンツァ）
第16戦　9月26日　ロシア （ソチ）
第17戦　10月3日　シンガポール （マリーナ・ベイ）
第18戦　10月10日　日本 （鈴鹿）
第19戦　19月24日　US （オースティン）
第20戦　10月31日　メキシコ （メキシコシティ）
第21戦　11月14日　ブラジル （サンパウロ）
第22戦　11月28日　サウジアラビア （ジャッド）
第23戦　12月1日　アラブ首長国連邦 （アブダビ）

このカレンダーは、FIAの総会で可決承認されなければ有効にはなりません。
が、特に反対する理由もないかと思いますので、このままで議論の余地もなく
確定になるものと思います。

このスケジュール通りに開催されて、鈴鹿でホンダの撤退の花道を飾ることが
出来れば良いですね。

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