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F1-grand prix 2020・第13戦 エミリア・ロマーニャGP [モータースポーツ]

今シーズンのF1はコロナ禍のため変則スケジュールでの開催のため、アジア圏
ではレースは全てキャンセルになり、ほとんどのレースがヨーロッパでの開催
になっていて、今回はイタリアのイモラ・サーキットでのレースです。



通常のモンツァとムジェロ・サーキットで開催されたトスカーナGPがあるため
イタリアでの開催は3回目ということになります。

ローランド・ラッツェンバーガーとアイルトン・セナが亡くなった1994年の
サンマリノGPの開催地としてイモラ・サーキットの名前を忘れない人も多いと
思いますが、2006年のレース以来、14年ぶりのF1開催です。


現チャンピオンのルイス・ハミルトンが、レーシングドライバーとして初めて
イモラサーキットのコースを走って、セナが事故死したタンブレロコーナーの
記念碑を通り過ぎた際には、カートレースをしていた9歳の時のハミルトンの
ヒーローだったアイルトン・セナが死去した際の悲しい記憶が蘇ったと会見で
答えていましたが、いま現役で走っている多くのドライバーにとっても憧れの
存在であったセナが亡くなった場所で開催されるレースには、ちょっと特別な
感慨というか、あの時の事故の様子が思い出されます。


あえて、事故の動画ではありません。

今回はフリー走行は一回のみで、通常行われるFP2、FP3は実施しないで予選
を行うという変則パターンの二日間の日程のレースですので、マシンの調整を
万全に出来ないという懸念も出ていましたが、特に大きなトラブルもなく予選
は終了し、以下のような結果になっています。

1.バルテリ・ボッタス(メルセデス) - 1分13秒609
2.ルイス・ハミルトン(メルセデス) - 1分13秒706
3.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ) - 1分14秒176
4.ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ) - 1分14秒502
5.ダニエル・リカルド(ルノー) - 1分14秒520
6.アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ) - 1分14秒572
7.シャルル・ルクレール(フェラーリ) - 1分14秒616
8.ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ) - 1分14秒696
9.ランド・ノリス(マクラーレン) - 1分14秒814
10.カルロス・サインツ(マクラーレン) - 1分14秒911

前回も調子の良かったピエール・ガスリーが4番手スタートということになり
初優勝したモンツァの時のように優勝までは難しいかも知れませんが表彰台に
立つことは充分に実現できそうな位置からのスタートになります。

上位の三人はメルセデスのどちらかがポールポジションで、どちらかが二番手
三番手にはマックス・フェルスタッペン、という形が出来てしまっているので
特に言うことはありません、タイヤ戦略によってマックス・フェルスタッペン
がメルセデスの間に割って入ることが出来るかどうかが見どころになります。



今回はホンダエンジンの4台が全てQ3に進出して、トップ10からのスタートに
なりますから、展開次第では、表彰台に二人以上のレッドブルのドライバーが
立つことになるわけで、ホンダのセットアップが進化しているということだと
思いますので、逆にレッドブルにとっては2022年以降のPU問題が悩ましいと
いうことになるでしょうね。

このレースの結果次第ではレッドブルのシートを失うかもしれないと見られて
いるアレクサンダー・アルボンは、ピエール・ガスリーよりも二つ下の順位で
スタートすることになりますから緊張感は高まっていることでしょう。

現時点の見方では、アルファタウリのダニール・クビアトは契約の延長はなく
F2での活躍でスーパーライセンスの取得に目処が立ってきた角田裕毅が昇格に
なると見られているので、レッドブルでシートを失うようなことになった場合
アレクサンダー・アルボンはF1から撤退になりそうです。

一応、アレクサンダー・アルボンがAプランであることは発表されているので
今回の決勝レースでどれだけ見所が作れるかが重要になりますね。

明日の決勝でトラブルが発生しないことを期待しています。


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