武豊騎手・凱旋門賞を断念 [競馬]
知られた競馬のレースの一つ)で、日本から遠征したディアドラはスタートで
出遅れた上に、ヨーロッパの重い馬場でペースを掴めず8位に終わりました。
今回はコビット19の世界的な流行の関係で、フランスに遠征した後は日本での
レースに二週間騎乗出来ないということもあり、日本からの出走はディアドラ
のみで、ジョッキーも現地のスペンサー騎手が乗りました。
そんな中で、武豊騎手は日本のキーファーズ(松島正明代表)が共同所有する
ジャパン(父:ガリレオ)に騎乗するために、フランスまで行っていましたが
管理するエイダン・オブライエン厩舎の飼料から、禁止薬物が検出されたため
全ての出走予定馬が出走取り消しになりました。
オブライエン厩舎からは凱旋門賞に四頭が出走登録していましたが、全て中止
ということになり、武豊騎手は凱旋門賞には出走できませんでした。
サーペンタイン 牡3、C.スミヨン騎手
ジャパン 牡4、武豊騎手
ソヴリン 牡4、M.バルザローナ騎手
モーグル 牡3、R.ムーア騎手
同じロンシャン競馬場でオペラ賞に出走予定だった、ディープインパクトの仔
のファンシーブルー(ドナカ・オブライエン厩舎)も、同じゲイン社の飼料を
使っていたために出走取り消しになるという残念なことになりました。
ファンシーブルーは、フランス・オークスとナッソーステークスのGⅠを二勝
していて、オペラ賞でも優勝候補でしたから残念でしょうね。
ジャパンもGⅠを二勝していますし、サドラーズウェルズの血統なので重馬場
でも適応することはできたはずだと思うので、出走していれば鞍上の武豊騎手
も日本人初の凱旋門賞制覇の可能性もあったと思います。
意図的に禁止薬物を飼料に混ぜていたわけではなく、直近の管理馬の尿検査を
実施した結果でも、禁止薬物は検出されなかったようですが、飼料を製造した
ゲイン社の飼料から禁止されている薬物が検出された、という事実を重く見て
出走を取り消したということです。
ディープインパクトが出走した時の凱旋門賞では、レース後の検査で禁止薬物
が検出されて、ディープインパクトの着順が抹消されるトラブルがありました
が、飼料の中に薬物を混ぜるということの重大さを飼料製造会社が正しく認識
しない限り、同じようなトラブルを無くすことは出来ないと思います。
人間のアスリートと同様以上のレベルの検査体制と、事前のチェックを何度も
していても、このようなことは起きるんですね。
来年こそは万全の状態で凱旋門賞に挑めると良いですね。
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