竹内結子さんの急逝にあたり

新型コロナウイルスの蔓延により、仕事を無くしたり、会社が倒産したりして
経済的に行き詰ったと思われる方々、そして周囲とのコミュニケーション不足
による孤立感、先行きの不透明な不安の広がりによって心の重荷に耐え切れず
といった要因による自殺が8月は去年の同時期よりも15.3％（246人）も増加
して、1,849人になったことが先日、報道されました。



特に問題視されているのは、男性は60人の増加なのに対して、女性が186人も
増えていることで、女性に限れば昨年対比で1.4倍になっています。

理由としては、いろいろと推測されていますが、女性の方が非正規雇用の割合
が高く、パート切り、派遣切りの影響を直接受けていること、クズ芸人の岡村
が期待していたのとは裏腹に性風俗店自体が国からの支援を受けられず、仕事
を失った人どころか、元々から風俗業で生計を立てていた人の経済的な打撃が
大きくなっていること、そして新生児から保育園の子たちの育児にかかる負担
が大きくなっていることや、子供達の将来を心配するあまりの育児ノイローゼ
とは違う側面での育児疲れみたいな要因が考えられています。

一般の仕事をする人と同じく、エンタテイメント業界においても映画やドラマ
の撮影延期や、舞台上演の中止、コンサートやイベントの中止によって俳優や
音楽関係者、裏方の照明やステージ構成、音響、ツアーに帯同するローディー
などの多くの職場で「仕事がない」問題が深刻化していることで、芸能界での
自殺者も急速に増え続けています。



NHKの朝のテレビ小説「あすか」で、和菓子職人を目指す主人公「あすか」を
演じた他、多くのドラマや映画に出演して、日本アカデモー賞をはじめとした
数多くの映画賞を受賞している女優の竹内結子さんも自殺してしまいました。



日本の女優さんだったら誰が好き？と聞かれて、竹内結子さんとずっと答えて
きた私にとっては、とんでもなく衝撃的な出来事で、ネットニュースを見ても
何かの間違いだとしか思えませんでした。

近親者以外の人が亡くなって、思わず涙が出たのはアイルトン・セナが事故死
して以来のことで、今でも現実として信じられない状態です。


海外でも日本のactressが自殺を図ったというニュースが流れています。

今年の1月に二人目のお子さんが生まれたばかりで、今月の1日から活動を再開
したばかりという話を聞くと、単純に育児の負担があったのか？という方向に
話が行くのは仕方ないとは思いますが、昨夜も普通に過ごしていたのに未明に
寝室で首をつった状態で発見された、なんて経過を読むと、夜中になるまでの
間に一体何があったのか、皆目見当が付きません。

実際に関わった人にしかわからないことは多々あると思うので、コロナ感染で
亡くなった岡江久美子さんに対する芸能評論家なんていうハゲワシたちの憶測
とか、親族を名乗る糞ユーチューバーたちが現れないことを願いたいです。

思いがいろいろとあり過ぎて、考えがまとまらないので、今の気持ちとしては
ただただ、ご冥福をお祈りしますとしか言えません。
そして、後を追う人が出ないことを祈ります。本当に残念です。

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