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スタジオジブリが場面写真を無料提供 [シネマクラブ]

スタジオジブリが全作品の場面写真の無料提供を開始しました。
公式サイト上で、スタジオジブリの鈴木プロデューサーの署名入りで「常識の
範囲でご自由にお使い下さい。」とコメントが入っていて、まずは「思い出の
マーニー」「かぐや姫の物語」「風立ちぬ」「コクリコ坂から」「借りぐらし
のアリエッティ」「崖の上のポニョ」「ゲド戦記」「千と千尋の神隠し」まで
8作品で、それぞれに50枚の場面写真が提供されています。

個人的に一番好きなスタジオジブリ作品は「千と千尋の神隠し」
作品全体の異世界の描き方、湯婆の価値観、千尋とハクの関係性など、映画の
全てを強い共感性を持って受け止めた作品です。


2001年に映画が公開されて、すでに19年の歳月が流れていますね。

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この映画が公開された約20年前には、自分の周囲の人たちは誰もがありふれた
日常を送っていたわけですが、この20年の間に二度と会うことのない世界へと
旅だって行った人が父親も含めて何人もいます。

呼んでいる 胸のどこか奥で
いつも心踊る 夢を見たい

かなしみは 数えきれないけれど
その向こうできっと あなたに会える
繰り返すあやまちの そのたび ひとは
ただ青い空の 青さを知る
果てしなく 道は続いて見えるけれど
この両手は 光を抱(いだ)ける

さよならのときの 静かな胸
ゼロになるからだが 耳をすませる

生きている不思議 死んでいく不思議
花も風も街も みんなおなじ

呼んでいる 胸のどこか奥で
いつも何度でも 夢を描こう

かなしみの数を 言い尽くすより
同じくちびるで そっと歌おう

閉じていく思い出の そのなかにいつも
忘れたくない ささやきを聞く
こなごなに砕かれた 鏡の上にも
新しい景色が 映される

はじまりの朝の 静かな窓
ゼロになるからだ 充(み)たされてゆけ

海の彼方(かなた)には もう探さない
輝くものは いつもここに
わたしのなかに 見つけられたから

亡くなっていった人たちを送り出す時、自然に頭の中で「千と千尋の神隠し」
の主題歌である「いつも何度でも」が聴こえてきたような気がします。

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死ぬまでには行ってみたいと思っている南米のウユニ塩湖のような風景の中を
銭婆の元へと向かい、ハクとの関係が明らかになり、元の世界へと帰っていく
この映画の場面一つ一つが20年の間にあった、いろいろなことを思い出させて
くれて、本当に素敵な英断に感謝です。

それぞれの人に、それぞれに好きな映画があり、その映画の中で大好きな場面
がきっとあると思いますが、そんな場面を公式に手元に残しておけることって
なかなかありませんから、喜んでいる人はたくさんいることでしょうね。


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