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F1-grand prix 2020・第9戦 トスカーナ・結果 [モータースポーツ]

フェラーリのテストサーキットでもあるムジェロで開催されたトスカーナGPの
予選結果は、トップ3は毎度の固定メンバーになっているメルセデスの二台と
レッドブルのマックス・フェルスタッペン、そして過去最高位になる4番手で
スタートするアレクサンダー・アルボンまでが二列目までになります。



5番手以降10番手(5列目まで)は以下のような順位になりました。
5.シャルル・ルクレール(フェラーリ) - 1分16秒280
6.セルジオ・ペレス(レーシングポイント) - 1分16秒311
7.ランス・ストロール(レーシングポイント) - 1分16秒356
8.ダニエル・リカルド(ルノー) - 1分16秒543
9.カルロス・サインツ(マクラーレン) - 1分17秒870
10.エステバン・オコン(ルノー)


フェラーリのホームサーキットで、フェラーリとして1,000回目のレースだと
いうことで、前回のモンツァよりは順位を上げてきたシャルル・ルクレールも
この順位が限界だと言っているので、2020年型のSF1000はかなりの失敗作と
いうことになるのでしょう。

今年の最終戦でフェラーリから離脱して、来年からはレーシングポイント改め
アストンマーティンから参戦するセバスチャン・ベッテルは「マシンのコツが
掴めない」と他人事みたいなコメントで14番手になりました。
※あまり、やる気はなさそうな感じですね。

そのセバスチャン・ベッテルに押し出される形でレーシングポイントの離脱が
決まったセルジオ・ペレスは同僚のランス・ストロールよりも前の6番手から
スタートということで意地を見せていますが、他のチームの幹部やドライバー
からも実力的にはペレスの方が上だけど、オーナーはペレスの父親ではないと
いう声が出ているのはセルジオ・ペレスにとっては救いかなという感じです。

今回、もっとも「はぁ?」だったのは前回優勝したピエール・ガスリーがQ1で
敗退したことです。まさかのノックアウトと書かれていましたね。

フリー走行では4番手のタイムを出して、連続表彰台もありそうな勢いだった
もののPUのエネルギーを使い果たすという痛恨のミスで、0.053秒差で16番手
になってしまい決勝は後方からのスタートになります。

ホンダ陣営としては4台全てを入賞させるつもりで取り組むと言っているので
後は決勝で、どこまで挽回できるかという感じになっています。

ということで、決勝なんですが…。

マックス・フェルスタッペンとピエール・ガスリーは1周もしていません。
スタートして早々にマックス・フェルスタッペンはノーパワーと訴えて、後方
のマシンに次々に抜かされた上に、追突されて万事休す。
外したハンドルをぶん投げていたので、かなりお怒りのご様子でした。

Tuscan-GP-3.jpg

Tuscan-GP-2.jpg

ピエール・ガスリーは後方16番グリッドからスタート後、キミ・ライコネンと
ロマン・グロージャンと接触してリタイアしてしまいました。

0周目の接触事故でセーフティカーが入り、7週目から再スタートしたその後
9周目の正面スタンド前で、ハースのケビン・マグヌッセンとウィリアムズの
ニコラス・ラティフィの後ろにアルファロメオのアントニオ・ジョビナッツィ
が追突し、さらにカルロス・サインツが衝突して赤旗中断になりました。
という感じで、先週に引き続き、イタリアでのレースはトラブル続出です。

そして44周目にランス・ストロールが単独クラッシュということで、二度目の
赤旗中断になり、スタンディングスタートで再開された時点で、レッドブルの
アレクサンダー・アルボンは4番手でしたが、51周目にダニエル・リカルドを
パスして3位に上がり、レースは終盤へ。



結局、メルセデスの1-2でレースは終了しました。
優勝はルイス・ハミルトン、二位にバルテリ・ボッタス、そしてレッドブルの
アレクサンダー・アルボンが初表彰台の三位に入りました。

Tuscan-GP-1.jpg

マックス・フェルスタッペンは二戦連続でリタイアになり悔しいでしょうね。
また、ピエール・ガスリーも優勝したレースの次にリタイア、そしてアルボン
が三位表彰台ということで、レッドブルに戻ることはなさそうです。


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